2018年10月8日月曜日

鉛を貼る貼り方を教えてください


Question

ドライバーに鉛を貼る貼り方を教えてください。


Answer

従来の長いシャフトを切ると、ウエイトバランスが軽くなります。
D2にしてあったのがC5とかになった場合、それを鉛で補います。

その際にどこに鉛を貼るのかによって、球筋が変わる事があります。
その原理をまず知る事が大切です。

まず、フェイス側とお尻側の位置関係でいうとフェイス側に
近いところに貼ると重心深度が浅くなります。
また、逆にお尻に近いほど深くなって、芯を左右(トウ側、ヒール側)
に外した場合に横へのブレが多少ちいさくなり球が上がり易くなります。

シャフト側を重くするとフェイスローテーションが速まり、多少のスライス
を防止する事が可能で、その逆にトウ側を重くするとフックなどを
多少ですが防止する事が可能となります。

ウエイトバランスは他のクラブとほぼ同じに戻すのですが、重さとして
の鉛の量は大体鉛を買った時の説明書に書いてあります。

ただ、それもシャフトの長さによって違いがでますので、バランス計
でしっかりと測って出す事をお奨めします。
重ければ少なくし、足りなければ足すと言う方法でバランスを作ります。

そこでよりヘッドの衝撃を吸収し、たわみを少なくするには
お尻の左右両側に分けて鉛を貼ると良いでしょう。
これによってヘッドがインパクトの衝撃で動く量が多少ですが減ります。

また、もともと重心がシャフト側に寄っていて中心にスイートスポットが
ないヘッドがありますので、トウ側だけ貼って真ん中にスイートスポット
が来るように調整してください。

鉛は安い物では同じ鉛ですが、接着剤が弱くすぐに剥がれてしまう
物もありますので、ある程度の品質が必要です。
貼ったあとは硬い物で叩いて密着させます。

ご自身の癖などの矯正にもなりますので、色々なところに貼ってみて
どんな球筋になるかを実験してみると良いでしょう。

最近のヘッドはねじ式の錘を交換する事でヘッド自体の重さのバランス
を変える事ができますので、鉛ではなくても調整できる事があります。
予備についてくる重いネジ式の錘の重い物ばかりを使ってヘッド自体を
全体的に重くすると、シャフトが短くてもウエイトバランスは軽く
なりません。

ショップでシャフトを切ってもらおうとすると、良くウエイトが出ないので
シャフトを変える必要があると言われる事が多いのですが、それは
高いシャフトを売りつける口実ですので、ウエイトは出なくて良いです
と言って、ご自身で鉛を貼ってバランスを戻してください。




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