2020年3月16日月曜日

理想的な切り返しのタイミングとは


Question

ゴルフのバックスイングから、ダウンスイングへ切り返すタイミング
っていつがベストなんですか?
極力安定した方向で飛ばせて、飛距離も出したいです。


Answer

切り返しのタイミングは打法によってそれぞれです。
そして、一般的にはヘッドが頂点に到達する前に下半身が始動するタ
イミングが主流ですが、その重なる度合いが違います。

さて、ではどのくらいこの重なる時間が理想かと言うと、それは速度
や筋力、体の柔軟性や重心位置などによって変わります。

ダウンスイングとテイクバックの逆方向の動きが重なって引っ張り合
いになるのですが、この引っ張り合いの張りの強さが強いほどダウン
スイングは速くなります。

ところが反面、その張りが強いほど動作が速くなるためにタイミング
の調整が難しくなります。
したがって、張りの強さはその人のスイング速度、筋肉量、体の柔ら
かさなどによって自分で決めて、どこが一番楽に効率的かを探して決
めるしかありません。

たまたま憧れの選手を完全に真似て、それが自分の条件に合っていれ
ばその通りにすれば良いのですが、違う場合にはそのタイミングだけ
は他の選手のタイミングを真似るしかなくなります。
ただ、そこで打法のバランスが崩れるために、どこかほかの部分で帳
尻合わせをしなければなりませんので、修正方法を把握している人に
選択してもらう事も一つの方法です。

トッププロでもこのタイミング合わせは様々ですので、この部分を最
大に活用する必要はなく、他の部位での張りや力によって飛距離は出
ますので、この部分はアマチュアの場合はあまり強くする必要はあり
ません。

松山選手はトップで一度止まってから切り返していますが、300Y
は飛ばしています。
引っ張り合いのタメの力は使っていませんが、それでもしっかりと飛
ばしていますので他の部位で飛距離を出している事になります。

プロを目指す競技者にとってはこの部分での飛距離も大切なのですが、
エンジョイゴルファーやアマチュアの競技者はあまり気にせずにご自
身が楽に切り返せるタイミングを採用されれば良いのではないのでし
ょうか?

どんなタイミングでも打てますが、どこかに決める必要があります。
問題は打つ度にこのタイミングが違う事でミスショットが出る事です。
したがって、形や軌道を一定にするだけではなく全てのタイミングも
一定にする事が大切です。




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