Question
ゴルフスイングにアームローテーションは必要ですか?
出来ない場合は練習として意識的にローテーションするべきでしょうか?
Answer
アームローテーションとは左腕が骨を軸とした回転をする事です。
テイクバックでは右回転、ダウンスイングでは左回転と言う動作の事です。
また、フェイスローテーションとはクラブヘッドのフェイスが同じ回転を
する事です。
フェイスの向きはアームローテーションをしなくても、体が回転する事で
180度回転します。
従って、フェイスをローテーションさせるには体が回転する限りは必要は
ないのですが、飛距離を取るか精度を取るかによって違います。
フェイスを開いて閉じるこのローテーション作用はできるだけタメて遅ら
せ、最後のギリギリで回転させる事でHSが上がります。
これはレイトヒティングと言うヘッドを走らせる技術です。
体はほぼ一定に回転し、その回転速度はアームローテーションよりも遅く
HSを上げるにはアームローテーションを入れます。
したがって、安全に打つには飛距離を捨てて体の回転だけのローテーショ
ンにし、飛距離を優先する場合にはローテーションのタイミングをずらす
ためにアームローテーションを使います。
テイクバックでアームローテーションをせずに上げるとヘッドはクロスに
なり易く、中期時代のアップライトの形がそれで左腕とシャフトが一直線
にならずにトップではヘッドは内側に上がります。
反面、このローテーションを大きくすると逆にヘッドは後ろ打席方向に上
がりレイドオフの形になります。
このちょうど真ん中がスクエアで、左腕とシャフトが飛球線上後方から見
ると一直線(アイアンで)に見えます。
これは左手首の角度によっても変わるのですが、ローテーション度によっ
て大きく差が出ます。
また、この回転した左腕を戻すローテーション戻しの速度によってヘッド
が走りますので、どの位置から戻すか、どれだけ速く戻すかによってHS
が変わります。
最近ではウルフのようにヘッドをアップライトに上げてループさせて、こ
の時に左腕はローテーション度を深め、ダウンスイングでシャローに下す
と言う「しの字で落とす」ダウンスイングがそれです。
これはローテーション度を上げるために意図的にループさせ、それを戻す
ダウンスイングではタイミングをずらしてレイトヒティング度を上げる動
作です。
良く見るレッスンビデオでは体の回転で自然にできるローテーションだけ
にする事を奨めているのですが、これはコントロールショットやピッチシ
ョットなどの飛距離が必要のないショットやリゾートスイングに向いてい
るのですが、300Yを飛ばす打法では意図的にクラブを返す時期を意図
的にズラすためにわざと腕のローテーションを使います。
フルショットの場合は上の写真のどの形でも打てますが、ローテーション
による飛距離が一番出易いのはウルフのループ型やレイドオフ打法ですが
それなりに再現性を上げるのが困難です。
ちなみに現在の世界の打法はスクエアかレイドオフです。
ウルフ打法のトップ
ウルフ打法のダウンスイング





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