2020年3月22日日曜日
インパクトで伸び上がるのはダメですか?
Question
インパクトの瞬間伸び上がりは駄目と言われていますが、小平智プロ
やレキシートンプソン等は思い切り伸びながらインパクトを迎えてう
ように見えます。
これらについてわかりやすく説明をお願いします。
Answer
伸び上がりがなぜ悪いかと言うと軸のブレに繋がるからです。
起き上がりや浮き上がりなど上下のブレはスエーなどの横のブレと同
様にミート率を悪くする原因の一つとなります。
確かに歴代のスター選手でも起き上がりを組み込んだ打法によって記
録的成績を残している人もいるのですが、彼らは練習量が違い、再現
性が違います。
たとえ軸がブレていても、毎回同じブレなら問題はありません。
この上下の動きを活用したのがブランコ漕ぎ動作です。
スクワットジャンプなどの上下の動きを意図的に組み込んで飛距離を
伸ばす打法です。
しかし、問題は精度です。
この上下の運動はトップしたりダフったりを誘発するのですが、実は
第七頸椎が上下せずに、体や下半身だけ上下する動作であれば軸のブ
レにはならないのです。(軸を点として捉える論理)
バッバワトソンなどは両足ともつま先立ちになってジャンプしている
のですが、頭は固定されて一切上下運動がありません。
下半身はいくら動いても、実際には第七頸椎が固定されていればクラ
ブのブレには影響しないのです。
毎日何時間も練習できない方は再現性でカバーするよりも、また、一
点だけ固定して他はフルに動かすと言う複雑な打法よりも、軸をでき
るだけ固定して安定させる打ち方が良いと思います。
プロを目指す方でしたら複雑な打法に挑戦して飛距離を出さなければ
なりませんが、アマチュア競技程度でしたら基本通りに安全にそして
安定しやすい打法が良いでしょう。
動かさない部位、動かす部位を良く把握し、スイングはメカニズムで
覚えると言う事が大切な理由がここにもあるかと思います。

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