2020年3月4日水曜日
右足踵線上に球を置いて打っています
Question
重心が左に流れる癖を矯正中です。
ドライバーからウェッジまで、右足踵線上に球を置いて打っています。
まずまずの成果は実感できています。
もっと良い手法がありましたら教えてください。
Answer
これが中途半端な推測で知ったか振りをして書いた解説書の弊害です。
体重移動をせずに右軸で打てとか、トップからその場で回転だけで打
てとかいう解説が当たり前になっている日本ですが、それはそれで打
てない事はありませんが、マキロイやチャンプのように飛ばす打法を
YOU TUBEで見て分かったような気になっている人達の指導は
間違っています。
もちろん、スエーをしているならヒップスライドをヒップターンに変
える必要があるのですが、恐らくそういう意味ではないと思います。
この様な内容を聞いたアマチュアゴルファーが質問者さんのように右
に球を置いて練習をしたり、体重移動せずに打っているのを見るので
すが、世界のトップ選手達はしっかりと体重移動をしています。
ただ、動画だとしていないように見えるだけで、もちろん昔のような
大きな移動は回転力が強いために小さくはなっているのですが、回転
だけで打つと力が入りません。
トップでは右体重になるのですが、バンプでタメる時には体重は既に
移動し始めており、体全体はさらに捻じれるように腰を引きながらお
尻を突き出す動作で腰は多少左に移動します。
そこで左肩を止めたまま右肩を下げ始めて頭を残し、体を弓状にしな
らせるために、腰は左ですが頭は右と言う形になります。
これはすでにインパクトの形になっており、それに手を降ろせば打つ
瞬間の形に体が準備した事になります。
この動作は体重移動をせずにすると、逆に右に体重が乗り過ぎたり右
に軸が移動して瞬間的にリバースピボットになるのです。
肝心なのは第七頸椎が動かない事です。
ここが動かずに体を回転させるのですが、体重移動をせずに体をしな
らせると第七頸椎は右に移動してしまい回転軸がブレる事になります。
また、このしなりと重心移動の両方でパワーが出ますので、その力が
大きいほど飛距離が出るのです。
したがって切り返しのトップでマックスに体を捻じって、大きなしな
りを入れた上にバンプで体を圧縮して引き落としをしますので、確か
に昔の打法よりは体重移動は少ないのですが、全く体重移動をしない
と言う事ではないのです。
世界の高速打法や超高速打法をアメリカのツアープロから直接習い、
それを無料で公開してるのがミクシーのバーチャルゴルフ教室です。
指導者や執筆活動をされている方々が参考にしている書ですが、中途
半端ではなく、そのまま正しく報道していただきたいと思います。

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