2020年4月21日火曜日

矯正具を使用する価値はありますか?


Question

ゴルフのスウィング矯正具を使用する価値はありますか?
正しいスウィングに近づけてくれるツールだと思われますか?


Answer

スイングで矯正したい部位は沢山あるのですが、特になかなか治ら
ないのが左の手首と右肘です。

これらは球を打つ時に意識がなかなか行かない部位で、曲がってい
るのかいないのかすら分からない人がほとんどです。

人によっては3~4か月、中には1年も2年も治らない人がいます。
問題はその部位の形を認知できない事にあります。
曲がっているのか真っ直ぐなのかが分からないために、修正のしよ
うがないのです。

このような場合は矯正具は必要で、それ以外の動作や形が定着し、
ナイスショットが出るようになるまで使用して、それまでに意識が
行くようになる事を期待する事ができます。

動作は筋肉だけでは動きません。
そこに動けと指令する脳やそれを伝達する神経などが正常に働いて
初めて動くのですが、今までにない動作はまず脳内の神経回路が出
来上がっていません。

要するに左手でお箸を扱うようなもので最初はぎこちなく、考えな
がら動作を繰り返すのですが、これは幼少期に右手でやっていたの
を忘れているだけです。

大人になって左手で食べろと言われたらイラ立ちますが、それと同
じ事をゴルフではしなければ正し動作ができないのです。

これを避けて今までにやってきて慣れた動作だけで打とうとするの
が我流のゴルファーで、生涯100が切れないと言うレベルで終わ
ってしまう人が7割だと言われています。

これを避けるために筋トレをする人がいるのですが、これは筋肉は
増えるのですが神経が発達していません。
今までにやった事がない動作は誰もが1から訓練によってスムーズ
に動かせるようになるのであって、決してコツだとかイメージで出
来るような単純な動きではないのです。

このような現状から矯正具はどうしても必要なアイテムで、一度に
意識が行かない場合でも打てるようにしてそれぞれの部位がある程
度定着するまで使用し、一つ外してはその部位に取り掛かり、また
一つ外してはその部位を矯正するという方法が効果的です。

何カ所も出来ていない状態で球を打っていると当たらないのでスト
レスになったり失敗経験からのイプスになったりしますので、でき
るだけナイスショットがでる状態での練習をするためにはとても有
効的な道具だと思います。

ただし、矯正具も物によっては意味がないものや打法によっては合
わない物もありますので逆効果にならないように選別が必要です。





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