2020年5月5日火曜日

鉛をトウ側に貼るとフックが止まる原理


Question

ドライバーのトゥ側に鉛を貼ることでフックが緩和すると言う話を
よく聞きますがどういう原理なのでしょうか?


Answer

クラブはシャフトがヘッドの片側についています。
テニスやバトミントンなどは真ん中にあって重心バランスが良いの
ですが、ゴルフは自然にローテーションするように片側にシャフト
が付けられています。

このシャフト側の根元から芯までの距離を重心距離といいますが、
重心距離が長いほとローテーションが遅くなります。
ヘッドの先の方が重いと重心距離が長くなり、その分重くなります
ので回転が遅くなると言う事です。

したがって、ヒール側を重くするとフェイスローテーションが早く
なり、ある程度はスライスが出る人は真っ直ぐに打てるようになる
事があります。

しかしながら、重要なのは全ての番手で同じように打って真っ直ぐ
に打つ事であって、方向だけではなく飛距離も無駄にしないで打つ
事です。

ドライバーのヘッドには重りが調整できるように作られていますの
で、その重りを交換する事でヘッドの重心距離を変える事ができる
のですが、重りによって総重量やウエイトバランスが変わるため、
本来はフェイスの位置的に真ん中に重量的な芯がある事が理想です。

これはトップの深さを番手ごとの適正な位置にし、同じスイングに
しても方向が悪い場合にはまず重さやウエイトバランスを調整し、
それでも方向が悪い場合には重心距離を変えると言う順序で調整を
すると良いでしょう。

ほとんどのクラブで真っすぐ打てるのに、UTだけ右に出るなどと
いう場合にはUTの総重量やウエイトバランス、そして重心距離を
調整する事で修正が可能です。





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