Question
どのクラブも急に当たらなくなるような、そんなスランプってあり
ますか?
Answer
当たらなくなる事は当然あります。
恐らくない人はいないかと思います。
2~3年前でしたでしょうか、イボミ選手が試合の途中で突然変な
スイングをして、アレ? と言うような顔をしました。
そして、その瞬間からまともに当たらなくなってスランプに入り、
1年間悩んで樋口さんに「腰が回っていないわよ!」と言われて気
が付いたようでしたが、それまでに1年間も試行錯誤してしまった
せいか、再現性をすっかり失っていました。
何がきっかけだか全く分からず、原因も何も分からない事がしばし
ば起こります。
彼女の場合は腰の回転が一瞬にして出来なくなった、と言うか忘れ
たと推察できます。
また、違うスポーツをやった後にスイングが崩れた、ちょっとした
ブランクの間に忘れた、また単純に結婚式があってスイングがおか
しくなったなど、色々な話を耳にします。
したがって、アマチュアでもスイングはいつ崩れてもおかしくない
と思って対処する必要があります。
まして、スイングを定着させている間にはラウンドに行っただけで
崩れる事が多く、練習場でも50球くらい打つと必ず当たらなくな
るとか、想像がつかないほど不安定です。
ゴルフは再現性です。
再現性は完全に100%にはなりません。
20年しても30年しても当らなくなるものなのです。
したがって、どう振ったら当たるのかを頭で理解し、分析し、記憶
しておく必要があるのです。
ところがほとんどの人は偶然に当たったのを基にそれを再現しよう
と練習し、かなり遠回りしてそれを定着させると言う、気の遠くな
る方法で上達していきます。
ところが、経験と感覚だけでこのように上達したゴルファー達はメ
カニズムを知らず、ズレた時や忘れた時にどこをどうすれば元の打
法に戻せるかが分かりません。
ゴルフはナイスショットだけではなく、フォームを覚え、診断法を
覚え、そして修正法も一緒にメカニズムとして記憶しながら感覚で
振ると言う方法が結局は最短に上達し、それを維持する方法です。
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