2020年1月18日土曜日

スクエアグリップにしたらスライスが出る


Question

プロに言われてフックグリップをスクエアに修正したらプッシュやスライスが出ます。
気にせずにそのまま体を使って左に振り抜く、いわゆるインサイドインスイングで
方向を調整するように言われたのですが上手くいきません。

これを改善するためにどのような方法があるでしょうか?


Answer

グリップはスクエアで間違いありません。
そして修正直後はプッシュやスライスがでて当然です。

それをどこで調整するかの方法が間違っています。
フックグリップの時にはフェイスローテーションが少なくても真っ直ぐに飛んで
いたのですが、それをスクエアにするとフェイスローテーションが間に合わずに
プッシュやスライスが出るのですからローテーションを早める必要があります。

グリップを変えた事で球筋が変わったのですからこれは原因がハッキリとしてい
ますので簡単です。
原因を特定しそれを修正するのが原則ですので、違う部位や動きで帳尻を合わせ
るのではなく、原因その物を解決する必要があります。

ゴルフはあまりにも複雑で、直接の原因でないヶ所を変えて帳尻さえ合えばまた
当たる偶然のナイスショットがあります。
ところが、その副作用でまた違うヶ所がくるって飛距離、高さや曲がり具合など
の球質が変わったり、途中で失速するなどの副作用が出る事があります。

それでも直接スコアに影響がないドライバーなどではFWに行っていれば気にし
ない人が多いのですが、その打ち方でアイアンを打った時にはベタピン率が落ち
たりグリーンを外す事すらあるのです。

修正はまず原因を特定する事が大切で、それを間違えると基本動作を崩してしま
い、その補正や調整でまた違うヶ所がくるってボロボロになる事があります。

したがって、正しい診断をし、正しい修正をし、その動きが悪ければスムーズに
動くまで訓練をして改善しなければなりません。

ここで修正をする際に起きる現象が二つあります。
それはその場で解消される事、そしてもう一つはその動きができずにすぐには
修正できない場合です。

帳尻合わせはそのほとんどがその場で治る応急処置で、対処療法と言えますが、
逆に正しい動きで修正する場合にはほとんどができない動きでその場ですぐに
は治りません。
これはもともとスイング自体が普段の生活にない動きですので、お箸を逆手で
扱うようのものだからです。

ローテーションの修正はインパクトでフェイスが締まりきっていないのを今まで
よりも多めに回転させてフェイスがインパクトでスクエアになるまで練習です。
これは何度も繰り返してクラブを返す度合いを体験で身に付ける必要があります。

ローテーションせずにグリップで帳尻合わせをしていると、正しいスイングをし
た時に今度はフックや引っ掛けが止まらなくなります。
また、練習や訓練が嫌いで帳尻合わせばかりでとにかく当たれば良いと言う人は
結局は不格好なオヤジスイングになってしまいます。

副作用や弊害まで考えてグリップはスクエアと言うのが基礎ですので、その教科
書通りにまずする事が大切です。





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