Question
スイング作りで直すべきことがたくさんありすぎて困ってます。
一つのことを直そうとしたら他のことを忘れたりします。
例えば体重移動を意識して練習した場合それだけに集中し
てしまい他の悪い症状がでたり。
その繰り返しです。
どうすれば一つ一つの症状を直せるのか教えてください。
Answer
スイングは打法によって動かす部位の数や動かし方が違い、飛
距離が出る打法ほど使う部位が増えで難易度が高くなります。
そして、完璧なショットを打つにはシンプルなショットでした
らドアに鍵が10個ほどついているようなものです。
そのドアを開けるには10個の鍵を外せば良いのですが、タイ
ガー打法などの欧米の世界レベルの打法だと100個以上鍵が
着いています。
そのカギの全てが開かないとドアが開きません。
一個でも鍵が掛かっていると完璧なショットはでないのです。
したがって、スイングの動作を習得するには、その全ての動作
を定着させる必要があり、それら100の動作の全てが1秒半
のうちに正確に出来なければならないのです。
しかし、人間は同時に2つくらいの事しか考えられず、それ以
上は神経がいかずにいい加減な動きになったり力が入らなかっ
たりで正確に動かないのです。
100個のうち2つは毎日60回の21日間連続で反復すると
ある程度は定着するのですが、残りの98個は間違った動きが
あり、それが悪い癖となって定着してしまいます。
すると、今度はその癖を抜くのに余計な時間が掛かります。
では、どうやって悪い癖を付けずに全てを定着させるのかと言
うと分解ドリル方式です。
まずは手首の動作、そして腕の動作、肩の回転動作、そして腰
の動作、などしかもテイクバック時、トップの形、切り返し、
ダウンスイング、インパクト、フォロー、フィニッシュなどの
時間的にも分けてそれぞれの部位がどう動くのかのメカニズム
を習得しながら同時にその部分だけを定着させていくのです。
これが分解ドリルで、その打法にはカリキュラムとしてバイエ
ルのように分解ドリルがあって、それを武道で言う型として習
い、部分的に固めてあとで合わせる作業、バランス調整やタイ
ミングなどの調整をし、忘れた部位はまた復習し、ズレた部位
は調整し、それができたら効率を上げたり精度を上げる練習に
入ります。
これらのプロセスを知らずにただプロの動画を見て真似ても同
じ事ができません。
できたとしたらキャリーで300Y真っ直ぐに飛んでいるいる
はずです。
しかも、100回打って100回とも同じ所に落としているは
ずです。
その習得法や診断法、修正法や矯正法などをメカニズムとして
覚えながら習得していかないと、スイングは必ずズレて放置し
ておくと完全に崩れてせっかく積み上げてきた再現性を失って
また最初からやり直しになります。
最短で習得するにはそれなりの方法がありますので、模索した
り、試行錯誤した手探り状態から脱出する事が大切です。
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