2020年6月26日金曜日

余裕がないけど上達したい


Question

ゴルフを10年振りに再開したいのですが時間と経済力が無く
頻繁に練習やコースに出られません。

この環境で以前以上のスコアを出す方法を教えてください。
58才、以前のハンデは15でした。


Answer

10年ぶりの再開に限らず、いかに効率良く上達するにはどうするか
と言う事のお話だと思います。

ハンディーキャップから言うと中級ですので、そこまではショットの
安定が一番重要です。
例えばパーオンすればほぼツーパットでパーが取れますので全てのホ
ールでパーオンすれば72で回れますので、ショットが安定すれば楽
に70台がでるはずです。

さて、いかにショットを安定させるかです。
これは再現性を高める事ですので、やはり定着です。

定着させるには同じ事の反復練習ですが、まずは体が正確に動くかど
うかです。
そこまでの段階でほとんどの人が足踏みをしています。

と言うのは、例えば手首の角度、トップの位置、インパクトの形など
が正確に動いているかどうか、またスエーせずに軸のブレがなくご自
身の思った通りに動いているかどうかです。

これら全ての動きが1秒半のスイングの間に正確に出来るかどうかが
まず取り組む課題です。

これには極端な話クラブは要りません。
鏡の前でエアーでスイングをしながら出来る事ですので、ご自宅でも
職場でもやる気さえあればできると思います。

自宅でも鏡の前を通るたびにエアースイングをしてトイレに行って、
戻ってきた時にまたエアースイングをすると言うように10秒、20
秒の合間を使っての練習もかなり役に立ちます。

また、電車の中でスマホをいじっている時間、人を待っている間、休
憩をしている間などにイメトレです。
目をつぶってスイングしている時の感覚を思い出す事でも練習になる
のです。

バスケットチームの実験で3グループに分けて、実際に練習していた
チーム、全くしなかったチーム、そしてイメトレだけさせたチームで
その結果を比較したら、イメトレをしたチームは実際に練習していた
チームの8割の成果があったそうです。

イメトレやエアーでも暇さえあればやっていると、練習場に行った時
の立ち上がりが違います。
たとえ週一しか球打ちができなかったとしても、正しい動作で打たな
ければ下手を固める事になりますので、いかにワンスイングにするか、
いかに違うフォルダーを作らないかなど、徹底して試行錯誤せずに一
種類の打法だけを定着させる事で時短になります。

また、打法で迷ったり改造したりすると、その度に再現性は最初から
やり直しになりますので、いつまで経っても定着しません。

毎日全く同じ事をできるだけ行い、数週間から数か月である程度楽に
動けるようになりますので、それを3年ほど継続し、怪我などをしな
ければパーオン100%も決して不可能ではありません。

年齢も年齢ですので無理せずに、とにかく飛ばさずに方向性を優先し
て定着を目指してください。




0 件のコメント :

コメントを投稿