2020年10月13日火曜日

練習で掴んだスイングをすぐに忘れる

 

Question


ゴルフを始めて3年、いっこうに上手くなりません

練習で掴んだはずのスイングは、数日後には忘れてしまってて、

また一からやり直し初めてクラブを持った小学生、みたいな感じ

になってしまいます

何か良い方法はないでしょうか?


Answer


掴んだ事と言うのは感覚の事だと思います。

偶然にナイスショットが出るとそれが正しいスイングだと思って

それを再現しようとするために、その感覚を覚えようとします。


ところがその感覚ほどいい加減な物はなく、すぐに忘れたり、勘

違いしたり、体調や環境が変わるとズレたりします。


質問者さんは恐らく我流で練習されているのかと思いますので、

そのせっかく掴んだ大切な感覚を維持する事ができず、思い出し

たくても思い出せずに不満が溜まっているのだと思います。

これは良くある事で自分で何でも出来ると思っている事自体が間

違っています。


スコアはほぼ再現性だと思ってください。

もちろん飛距離は重要ですが、短いコースでしかプレーしないア

マチュアは300Yも飛ばす必要はありません。


この再現性には二つの要素があります。

一つは練習内容です。

そして、もう一つは動作によって再現性の高さに差がある事です。


例えば、軸が左右に30cmも動いて打つ初心者がいますが、こ

れは練習量によっては再現性がある程度高まるのですが、それま

での時間が長く、また再現性にも限界があります。


したがって、変な癖や無駄な動きなどは排除し、必要な動作だけ

でスイングを作る必要があるのですが、我流や独学の方々はどれ

が無駄でどれが効率が良い動作なのかを知りません。


最近ではウルフのような大きくループしてヘッド速度を上げる手

法が注目を浴びていますが、オンプレインからヘッドの軌道をこ

れだけ外して当てるのはとても難易度が高く、そう簡単にできる

ようなものではないのです。


飛距離を出すための技術はこのように難易度が高く、その中でも

難易度には差があり、アマチュアは簡単な動作から組み込むと良

いのですが、何一つできていないうちにこのループを入れようと

すると余計な遠回りをする事になります。


まずは基本動作を定着させる必要があり、飛距離は二の次で、そ

れが定着してから飛ばしの技を順序良く組み込んでいき、ある程

度のところで出来ない動作などが出て来て限界がきますので、そ

こで組み込みを止めて完成形とするのがプロセスです。


その基本動作とはフォームで、武道で言う型す。

その打法のフォームはすでに数百年の間に出来上がっていますの

で、それを真似る事で忘れた崩れたりがほとんどありません。


また、その型通りにできているかの確認を毎打する事で時短にな

り、下手を固める事もなく再現性が高まります。


まずは型通りにスイングする事です。

これは基礎ですので打球を見てご自身で診断ができ、それに対し

て調整や修正ができるメカニズムを同時に覚え、常にズレたらす

ぐに修正できるようにすると、質問者さんのような迷路を避ける

事ができます。


自己流ではいくらでも遠回りしますので、せめて最初の3年間く

らいはそれらの重要な基礎を習っては如何でしょうか?




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