2021年1月14日木曜日

コツをつかんでも次には当たらない

 

Question


ゴルフって、コツつかんで「これだ!」って思って、次回行くと上手

く打てません。

そういうものですか?


Answer


恐らくほとんどの方はそうだと思います。

なぜかと言うとそのコツと言うのが良く分かっていないからです。


たまたま偶然に当たった時にちょっとトップの位置を変えたとかテイ

クバックをインサイドに引いたとか、新たに試した事で「これだ!」

があるのだと思います。


しかし、その時に手首の角度はどうだったか、腰の開きはどうだった

のかなどはほとんどの人は覚えていません。


特に縦の力と横の力のバランスがたまたまぴったりと合うと命中する

のですが、そのバランスは両方が10でも合いますし、両方が7でも、

2でもぴったりと合って当たるのです。


したがってどの動きが縦でどの動きが横かを知らず、バランス調整を

していない人でも偶然に「これだ!」が出るのですが、その他の部位

がちょっとズレただけで当たらなくなり、トップの位置をそのままに

していても数発の間には当たらなくなったり、翌日には数ヶ所もズレ

て当たらなくなるのです。


原理的に考えればむしろ偶然に当たる方が不思議なくらいで、そのた

またま当たると言う偶然を追いかけている方達は30年経っても同じ

事が起こります。


そこでこれを改善する方法を習得する必要があります。

それは、どうすると当たるかというメカニズムを頭で覚える事です。

手っ取り早いのはフォームを教科書通りに真似る事です。


再現性を高め、それを長年維持する方法とは自分で修正できるように

感覚だけではなくメカニズムで動作を覚える事です。

自分で出来ない人はコーチの指示通りにすれば良いだけです。

プロがコーチを雇っているのはそのためです。


初心者は数打打った後に当たらなくなり、中級者は翌日には当たらな

くなり、上級者は数週間で当たらなくなり、プロは数か月後には当た

らなくなると言います。


感覚ほどあてにならない物はありません。

どこをどう動かすか、軌道から外れていないかなどの確認をしながら

毎日の立ち上げルティーンを決めて、同じようにストレッチし、同じ

ようにボディーターンをし、同じように素振りをしてから打つという、

慎重で丁寧な準備も大切だと思います。





0 件のコメント :

コメントを投稿