ゴルフは自然との戦いでもあります。
そして雨よりも厄介なのが風です。
風は常に一定に吹いている場合は良いのですが
突然吹いたり止ったりする風が一番厄介です。
突然の風は計算ができず、止んでいる間に打ってしまうしかありません。
しかし、常に安定して吹いている場合には
その風も計算に入れて打ちます。
風の向きがほぼ一定の場合はその方向を把握しておきます。
そして、そのゴルフ場のホールのレイアウトを頭に入れておきます。
例えば富士山から吹き降ろしの場合には、1番2番ホールは追い風ですが
3番ホールは向かい風になります。
テーグラウンドに着く前に次のホールの風の方向を確認します。
それによってティーグラウンドに着いた時には強さだけの確認となります。
強さは芝をつまんで頭の上から放すとその芝の落ちる角度によって
一本分、二本分、三本分、四本分と見分けます。
ただ、ティーグラウンドが林の中にある場合などは直接風が来ないので
見える範囲の木々や旗などを探し、前のホールでの風の強さを覚えておくと便利です。
二打目地点ではピンの旗が見える場合には
旗の向きや揺れ方で強さが大体分かります。
ただ、グリーン周りも木々で風がさえぎられていることがありますので
隣のホールなども見ながら参考にすると良いでしょう。
また、池越えのパー3などでは水面の波を見ると
風があるかないかが分かります。
そして一番参考になるのは、上手な人が先に打った場合
番手を見ておいて計算する方法です。
ただ、当たりが一定でない人がショートした場合には
風なのか当たりが悪かったのかが良く分からないので参考になりません。
対策
風は基本的に上空ほど強く吹いています。
球は滞空時間が長いほど風に影響を受けます。
したがって、低く早く着地する球質を選ぶと誤差が少なくて済みます。
コントロールショットで低く打ったり、ハンドファーストや
パンチショットなどで低い球を打つのはそのようなメリットのためです。
左右の風は自分を中心に右が3時、左が9時と表現します。
風は5時から吹いているか8時から吹いているかで
同じ追い風でも球は左右に流されます。
12時からの風が3本分だった場合、それが1時からだと
左に一本分流れ、飛距離は二本分短くなり、
2時からだと二本分流れ、飛距離は一本分短くなると計算します。
また、9時から二本分の風の場合、二本分のフックで打つと
風にぶつける方法で球は真っ直ぐに跳びます。
したがって、2時からの向かい風の場合は飛距離よりも一本分長い番手を持ち、
二本分スライスを掛けて打つのですが、スライスの分の二本分
さらに長い番手が必要ですので合計三本分長い番手を使います。
ただ、地上よりも上空が非常に強い場合、ロースライスで打つと
合計二本分長い番手で良い場合もあります。
距離は風のほかに高低差、ライの傾斜なども計算に入れます。
高低差やライは一定ですが、風だけは強くなったり弱くなったり
また回る風などで、できる限りの計算はしますが、あとは運しだいとなります。

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