2013年12月5日木曜日

プリショット・ルティーン


打つ前の段取りをプリショット・ルティーンといいます。
中級から上級の段階で必要になってきます。
初級の段階ではあまりこの効果がスコアにはでませんし
同伴者の時間を使ってしまって迷惑行為になる可能性もありますので
パーオンを狙うレベルになってから行うと良いかも知れません。

ショットは毎回同じことをするのがゴルフですので、その同じ動作を引き出すためにも
その準備段階の段取りでも同じ行動をすることが定石となっています。

その内容は人によって様々なのですが、必ず同じことをして
同じ時間内に打つことが大切です。


ルティーン開始の前の段階

このルティーンに入る前にも準備があります。
目標までの距離を確認し、風や高低差で番手とショットの種類を決めます。
これがまず第一段階です。
そして、番手とショットの種類を決めたら即、プリショット・ルティーンに入ります。

ここに2つの段階あります。
まずは番手やショットを決める第一段階、それからプリショット・ルティーンが二段階目です。
第一段階は球から離れたバッグの位置で、そして
ルティーンを始めるのは球の近くに行った時からです。


場所を変える

このように二つの違った内容の準備は二ヶ所に分けて行います。
それは気持ちを切り替えて番手などの迷いをぬぐい去る効果があります。
一段階目は一段階目の場所で、そして二段階目は二段階目の場所で行います。

球の近くでルティーンンが始まったら無心に行います。
迷っていたり、雑念があるとそれが影響してミスを誘発します。

第二の段階のルティーンに入ったら球の近くで軽い素振りをします。
それから後ろに回って目標を見て目印を見つけます。

そして球の位置に戻って目印と球を頭の中で直線で結び
それに対してエイミングをしてアライメントを整えます。
次に一度目標を見て人がいないことを確認し、その方向を頭に入れたまま
球を見て何も考えずにテイクバックをします。

スイングの課題がある人はテイクバックの前に課題を確認し
その動きができるように思い出してから打つこともありますが
無心でも思った動作が全てできるまで定着させることによって
何も考えずに自然にナイスショットができるようになります。

これは単なる一例ですので、自分なりのやり易い段取りで
組み立てれば良いと思います。

また、メンタル的には同じような距離の成功した時のイメージを引き出し
その時の感覚を思い出して素振りをします。
そしてその感触を頭に入れたまま他の事は一切考えず
良い癖となったルティーンの一連の動作を無意識に行います。

雑念が入ると体がそれによって影響され、普段やっていることが
できなくなります。


日常生活におけるルティーン

このルティーンは完全に癖にする必要があります。
良く考え事をしながら家をでると、あとで鍵を閉めたかどうか
思い出せないことがあります。

しかし、戻って確認してみると鍵は掛かっています。
それは外出する時の手順が決まっていて
無意識にでもその一連の行動が癖になっています。
これは外出時のルティーンということです。

いくら違うことを考えていても、話をしていてもその動作は行われ
意識するとしないとに関わらず着実に成し遂げられるため
このレベルになるまで繰り返して行う必要があります。

ショットの前にはこの無意識に準備をする物理的なルティーン
メンタル的なメンタル・ルティーンの両方が行うことが大切です。





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