トップでヘッドが円を描く

Question

トップでヘッドが円を描きます。
治した方が良いでしょうか？


Answer

トップで円を描くのはどっちですか？ 
ヘッドをインサイドに引いてフラット軌道からアップライト軌道で降りて来るのか 
それともアップライトに上がってトップからフラットに降りてくるかです。
この現象は左手のローテーションか、
あるいは手首の角度が原因の可能性があります。


また、トップ付近での手自体が動いていませんか？ 
トップで手前に上がって上で後ろに移動し、後ろから降りてくるのか 
インサイドに引いて後ろに上がってから前に移動して
そこから下りてくるかです。

これは肩の回転運動と、腕を上げる上下運動とのタイミングで 
前者は手を上げるのが早く、肩の回転が遅い場合、
そして後者はその逆です。 

円を描くのはほとんどこの４種類なのですが、 
ヘッドだけの動きは左手のローテーションや手首の角度を調整して
トップに到達する前にオンプレインにすることで修正できます。 

トップで左手首を甲側に曲げるているとヘッドはクロスに入りがちで
ての平側にまげるとレイドオフになりがちです。
ところが、ヘッドの位置はローテーションの角度によっても変わります。
ローテーションが少ないとクロスになり、多過ぎるとレイドオフになりますので
理想はその中間のオンプレインです。

ヘッドがオンプレイン状態

左手首を甲側に曲げている分だけレイドオフになっている状態

（手首を平側に曲げて低く打つテクニック）

左手のローテーションが少ない分だけクロスな状態

（シャットフェイスな分だけ方向のブレが少ない）

また、手の上下運動と、肩の回転運動のタイミングの場合は 
それぞれに同じトップのポイントに向かって
同じ時間で到達するように調整すると修正が可能です。 

インサイドに上げて、スクエアに下ろしてきたり 
スクエアに上げてレイドオフに下ろして来る人がいますが 
トップで起動を変えるのではなく、テイクバックの途中で変えて 
トップでは円を描いたり８の字を描いたりしないスイングが効率が良く 
物理的にはミスの可能性が低くなります。

いずれにせよ、トップの位置に到達する前に軌道を修正し
トップで移動させないことで円や８の字を描くことを防ぐことができます。

リッキーファウラーはブッチ氏にそれを修正させられました。 
彼は強度のインサイドで上げて、トップでレイドオフ 
に変えてフラットに下ろして来る軌道でした。 

参考までに・・ 

https://www.youtube.com/watch?v=dq5fnapsHE8 


なお、リッキーファウラーの改造後のフォームを
ModernSwing 21で習得することができます。

どんなスイングでも間違いではありませんが
目的や目標に応じて修正するかどうかは個人の価値観ですが
世界のトッププロが修正したということはそれなりの意味があると思います。