2014年2月9日日曜日
スイングのコンセプト
人の体は数しれない筋肉と数百からなる関節でできています。
このクラゲのようなグニャグニャな体で毎回真芯に当てるのは至難の技です。
スイング動作の基本はこのグニャグニャな体をいかにロボット的な動きにして
正確に同じ動きが何度もできるようにすることです。
それには止める個所と動かす個所を分けて、必要最低限の動きによって
スイングをすることが定石となっています。
したがって、飛距離の一番必要がないパティングは手や腕を固定し
下半身も全て固定して胴回りの筋肉で肩の回転だけで打ちます。
手も手首も肘も腕も一切使いません。
肩の回転以外は一切固定しているために、一番正確なスイングと言えます。
その昔は青木功選手のように手首を使ってパティングをする選手が何人かいましたが
最近はまず見なくなりました。
それはその昔にはなかったスポーツ科学的な学問や、経験データなどの数により
物理的、人体構造的な理想を研究した人達の功績によって確立された理論で
世界のスイングはどんどん効率良く、ミスの少ない動きへと進化しています。
そして、パティングの動きが一番正確なスイングですので、これだけで
全てのクラブが打てればゴルフは本当に簡単になります。
チップショットがそれです。
パターと全く同じに打つ打法ですので、一番正確に打てる方法なのです。
しかし、今度は飛距離を必要とする場合には
体の他の個所も動かして飛距離がでるようにしなければなりません。
その次に飛距離を出す打ち方はピッチショットです。
ピッチショットはチップショットに手を動きを足します。
テイクバックでコックをし、左腕のローテーションを加えてヘッドの移動距離を伸ばします。
肩と手首の動きだけで50Yほどはこれでカバーすることができますが
それ以上の飛距離を出すには、これだけの動きでは足りません。
では、今度はコントロールショットになるのですが、振り幅を大きくし
体重移動を加え、スタンス幅を大きくして体重を乗せて打ちます。
そして一番動きが多いのがフルショットです。
フルショットはこれに腰の開き、右足のツッパリや蹴り、右手の押し込みと
左手の引き戻しなどの動きをさらに足して飛距離を出します。
このように、飛距離によって動かす部位を増やしていくことで
必要最低限の動きにすることがコンセプトです。
また、パティングにおいてもストロークの幅を必要最小限にし
パチンという音がするくらいにしっかりと打つことによって
力が抜けたり、打ち損なったりのミスを軽減することができます。
スイングのコンセプトは必要最小限の動き、物理的にシンプルで
効率の良い動作をすることです。
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