Question
ゴルフ初心者です。
ヘッドスピードが早いとシャフトは硬くしたほうがいいんでしょうか?
自分はヘッドスピード54で、今はSRを使ってるんですが・・
よろしくお願いします。
Answer
硬いシャフトを使うことは大変重要なことだと考えます。
私はむしろHSによってシャフトを柔らかくするという理論は
あくまでも販売側の理論であって、あまり意味のないことだと考えます。
まず、初心者は何を使ってもスコアはほとんど変わりません。
そして、跳ばすのが最大の楽しみになった100前後で回る時期には
柔らかいシャフトでしなりを利用して、一ラウンド中一回でも
スーパーショットがでれば1週間はその喜びの余韻に浸れますので
どうしてもしなりで跳ばしたいゴルファーは柔らかいシャフトでも構いません。
しかし、70台で回ることを目指し、絶対にOBを出せないという段階になったら
思い切り硬いシャフトを使うことで余計なOBを出さずに済みます。
この時期は一回OBを出すと1週間落ち込むような時期です。
したがってOBを出したくないと思ったゴルファー
あるいはどスライスを何とかしたいというゴルファーは初心者であっても
おまけの飛距離を捨てて硬いシャフトを使うことが最善であると考えます。
ただし、硬ければOBがでないということではありません。
全ては腕なのですが、微妙に芯を外した時にOBになるのが
ラフで済むというケースが多少あったり、
シャフトのトルクが大きくてヘッドが開いたまま当たるので
スライスが出る場合なども硬ければ出ないことがあるからです。
飛距離は多少落ちても、安全に方向を重視するという考えのゴルファーは
初心者、上級者、HSに関わらず X や XX を使っても構わないと私は考えます。
それは上達する過程においての重大な鍵がここにあるからです。
★ 打感は重大な情報
柔らかいシャフトは打感が良く、しなりで確かに飛距離は伸びるでしょう。
しかしながら、ヘッドのどこに当たっているかの大切な情報を吸収してしまい
手まで伝えてくれなくなります。
これは上達をするために、スタンス時に球と自分との距離を調整する上において
大変重要な情報なのですが、それを打感が良いからといって
芯を外しても感じさせない柔らかいシャフトを使うと上達の妨げになるのです。
ただし、精神的に弱く、あまりにも芯を外して落ち込むゴルファーは
最初は柔らかいシャフトで誤魔化しても構いませんが
真剣に上達を目指すゴルファーは最初から硬いシャフトで構わないと思っています。
カーボンのないDGの鉄シャフトしかなかった時代は
超初心者も全員が硬いシャフトから入っています。
HSは腕しだいで伸ばすことができます。
プロと同じ動きやフォーム、筋力をつければ誰でも跳びますので
シャフトで飛距離を稼ごうと考えるのは高齢になってからで良いと思います。
HS54ですと石川遼くんと同じくらいですので、XXX が良いと思います。
振動数300以上が理想ですが、特注シャフトは高価なので
X の46インチの中古クラブを購入して3インチ先摘めをすると
300近くになると思います。
HSの遅い人が硬いシャフトを使ってもスコアにはほとんど影響はありませんが
HSの速い人が柔らかいシャフトを使うとOBが多発したり、
スライスが止まらなかったり、上達の妨げになります。
販売側の販促理論を信じているゴルファーがあまりにも多いのですが
ゴルファー自身の目標や目的、考え方で自由に選択すれば良いと思います。
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