2014年6月3日火曜日

前傾角が維持できない


Question

わたしは、インパクトでアドレスのときの前傾角度が維持できず、直立になってしまいます。
フォローで飛球線方向に真っ直ぐ振るという意識なのですが、それがいけないのか…

ちなみに。ゴルフ5での測定で、軌道は強めのインサイドでインパクトを迎えるカタチでした。
弾道は、ヒールヒットで右プッシュが多めです。

Answer

インパクトで前傾が維持できずに起き上がるゴルファーは大勢います。
この原因はほとんどの場合、フォローでの起き上がり動作が早過ぎる場合、
腰が後ろに十分に引けずに起き上がる、などの動作が考えられます。
これらの原因はダフりを警戒してや力んでしまうことがほとんどです。

最近のクラブはシャフトが長いので、どうしても前傾がもともと起きていて
軌道同士の誤差が多くなっています。
軌道同士とは、ヘッドの軌道、手の軌道、そして肩の軌道の角度同士の誤差が
とんでもなく大きくなっていることが安定しにくい原因の一つです。

シャフトが長いとどうしてもアドレス時から前傾角度が立ってしまいます。
前傾が立てば肩の軌道は寝て、でんでん太鼓のように遠心力で手やヘッドは
フラットになって遠回りし、ヒールトップしやすくなります。

それを調整するために、手の軌道は極端に縦にしないと当たらないため
無理やりに縦軌道にすることでタイミングが合わせにくくなり
それぞれの軌道角の誤差が大きくなって効率を下げています。

最近の欧米の打法は20年前に比べて前傾角が平均して寝ています。
90年代の主流はDRの前傾が30度程度だったのが
今では35度程度に寝ている選手がどんどん増えています。

これはある理論が定着しつつあるからです。
その理論とは三つの軌道角をできるだけ一致させることです。

http://modernswing21.blogspot.jp/2013/12/blog-post_26.html

http://modernswing21.blogspot.jp/2014/01/blog-post_1856.html


フォームを作ることの意味がここにあります。
形などはどうでも、良い球が出ればそれでよしとした打法は
ミスが多く安定しにくい打ち方です。

まずはダフりのないフォームを習得し、ヘッドアップなどの
起き上がりの動きを止めた形を定着させ
癖を抜くドリルやシャドウなどのフォーム作りの反復をして
固まるまで修正しながら練習をすることで治すことが可能です。





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