2014年7月17日木曜日

優しいウェッジを使え!?


Question

ゴルフって、残り100ヤードが、スコアメイクに大変重要なんだと、近頃痛感しております。
さて、現在テーラーメイドrac52・56°DGを使用してますが、先輩方いわく、
『もっと優しいウェッジを使えば』って言われます。
アイアンは、バーナーNSを使用してます。
何かお勧めの優しいウェッジは、ありますか?
また、アイアンがNSなので、ウェッジもNSにした方が良いですか

Answer

何を基準に優しいクラブ、難しいクラブと言われるのでしょうか?
先輩方はアンダーで回っておられる方々でしょうか?
恐らく内容から判断してショップやメーカーの理論を鵜呑みに
されている方々のご意見ではないでしょうか?

まずロフト角ですが、56はとりあえず易しい角度とされています。
初心者の女子でもこの角度を入れています。
(実際に測ってみないと表示と実際の角度が同じかどうか分かりませんが)

また、バウンスの角度は砂で使うか芝で使うかで違います。
砂場は10度以上、芝生はそれ未満が通常適正だとされ
バウンスが多いウエッジでは硬いバンカーでは弾かれたり
芝の上ではトップしやすくなります。
(バウンス角8度は芝用、14度は砂用)

そしてシャフトですが、NSもいろいろと今は種類が増えましたが
いわゆる柔らかいシャフトが易しいとする説ですね。

柔らかいシャフトが易しくて、硬いシャフトが難しいという理論の
裏付けの理由を聞いてみてください。
恐らく誰も明確に答えられる人はいないと思います。
メーカー側が初心者は柔らかいシャフト、上達するに従って
徐々に硬いシャフトのクラブを何度も買いなさいという販促用の理論だからです。

硬いシャフトはしなりがなく飛距離がでない、というのが
彼らの唯一の理由なのですが、果たして方向性を捨てて
ウエッジで飛距離を稼ぐ必要があるのでしょうか?

ショートゲームはピンポイントに止めることが一番大切ですので
一番正確に安定したショットを打つには
初心者上級者に関わらず一番硬いシャフトが適正だと思います。

確かにショートゲームはスコアアップにはとても重要です。
チップショット、ピッチショット、ロブショット、フロップショット、コントロールショット
バンカーショット、パンチショットなど、それぞれの打ち方をマスターし、しかも
実際に芝から打つ練習によって距離感覚を身に付ける必要があり
さらにそれを定着させて安定させることが重要です。

同じ90Yでもフルショットで乗せるのか、コントロールショットで乗せるのか
また、20Yの寄せでも転がすのか上げるのかなど、色々な引き出しを増やし
マスターすればシングルは見えてきます。

初級者も100が切れないゴルファーはショートゲームの打ち方を習得し
ある程度慣れれば簡単に切れるようになるかと思います。

ウエッジはフォーティーンやタイトリストのボーケイモデルが現在主流ですが
ロフト角とバウンス角が用途に応じて合っていればメーカーはほとんど関係ありません。
シャフトはやはり硬いほうが方向性が正確ですので
わざわざブレの多い柔らかいシャフトを使う理由が見当たりません。

道具をいくら追求しても腕をカバーすることはできません。
シャフトが硬く、フィティングされていれば材質やメーカーやモデルは
ほとんど関係ありません。
腕を磨くことは道具を追求することの100倍重要かと思います。








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