Question
タメがなかなかうまくできず、そのためか飛距離も220yd程度です。
欲を言えばもう少し飛距離がほしいのですが。無理しない方が良いでしょうか?
Answer
年齢にもよりますが、若い男性であればまだまだ伸びるはずです。
タメとは色々な動作を抽象的に表現した言葉でわかりにくいので
具体的な基本動作を習得する必要があると思います。
タメとは力をためて一気に放つ瞬発力のことですので、
これをマスターすればプロ級のスイングの第一歩です。
トップでの時間的な間を言う場合もありますが、ここではパワーを出すための
力のタメに関してお話したいと思います。
では、このタメとは何を意味するのでしょうか?
言葉の意味はエネルギーを温存するということで
筋肉を引っ張った状態を維持する行為と考えて良いと思います。
この維持する方法は3種類あります。
「捻り上げ」、「よじれ」と「沈み」です。
「捻り上げ」とは腰を止めて上半身をテイクバックで捻る(肩を回す)時に行う
ワインディング(コルキング)という念転パワーです。
そして、二つ目はテイクバックで上半身は右回転
そしてヘッドがトップに到達する前に下半身が左回転を始めることによって起きる
「よじれ」が二つ目の念転パワーです。
そして「沈み」とはよじれた体を上下に圧縮すると、さらにその念転力が
増幅されます。(沈み過ぎはミスが多くなります)
これらの3つのパワーを一気に放つことでパワーを出すことがタメですが
それらのパワーを最大に活用するには昔の言い方をすると
バンプ・ダンク&ターン(突き出し、落とし、回転)という動作を行います。
これは内容は今も昔もあまり変わらないのですが、
現代のモダンスイングでは「突き出し、押し込みキック」
という感覚で左のお尻を自分の後ろに突き出して腰を回転させ、
その捻転差で左腕が引っ張られて来て、
インパクト直線に「落とし押し」や「押し込み」と右足の「蹴り」や「ツッパリ」で打つ
という基本動作によって瞬発的にパワーを出します。
それぞれの体の部位がそれぞれの時間的経過によって
どの程度の力量でどの方向にパワーを出すかなどは言語的な限界があり
その基本動作を直接習ったとしても完成するのに数ヶ月から数年ほど掛かる程の
大変難易度の高い技です。
無理しないほうが良いかどうかの問題ですが、
体力的な限界や目標に応じて挑戦すべきかどうかは個人差があると思います。
独学でできる人は1%、習えば99%できる動作だと思いますので
どこまでやる気があるかの問題かも知れません。
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