ベースボール・グリップについて教えてください

Question

ベースボールグリップについて教えてください。
具体的な握り方と長所と短所についてもわかる方、または実践してる方、お願いします。


Answer

力のない子供や女性はこの野球バットの握り方が良い
というのが従来の教えです。
では、なぜそう言われたのでしょうか？

まず、この握り方のメリットは何かと考えると
少ない力でよりクラブを返し易いということが一つあります。

バット握りをすることによって握った両手の間隔が
指一本分長くなるので力がより入り易くなります。

したがって、ベースボール・グリップでなくても
指一本分長く握った場合にはそのメリットがあります。
これによってリリース速度が上がりますので
スライスを治す特効薬になることもあります。

また、両手の間隔を指二本分離すともっと力が入り
フックになる場合には間隔を狭くすると治ります。


スイングを速くしようとすると、それだけリリースを速くする必要があります。
しかし、ゴルフのグリップは両手の間隔が狭く、力がないと速くできません。
アイスホッケーのように両手の間隔を広げるとクラブを速く返すことができ
インパクトの衝撃にもしっかりと押し込みができます。

また、野球にしてもフィンガーグリップで握った場合には
おそらくホームランは打てないと思います。

リゾートスイングではヘッドの重さだけで
自然にリリースされる運動で打つのですが
モダンスイングはいかに速くリリースできるかが勝負です。

球をつぶし、衝撃に跳ね返されないだけのパワーを産むには
ヘッドの重さだけではなく、さらに体重や右腕の力を込めて
大きな岩を叩き割るほどの力が必要です。

現在のトッププロの飛距離は３２０～３４０Yになり
メタボのおじさんが葉巻を咥えてする遊びの時代は終わり
均整の取れたアスリートがスポーツとして行う競技へと時代が変わっています。

アンコックが早く解けてしまい、リリースポイントが早い人
レイトヒティングが上手くできない人、ヘッドの重さでコックの角度を
保っていられない人などは両手の間隔を広げると楽にできるようになると思います。

形はオーバーラッピングやクロスと同じですが、
左右の手が重ならず、１０本の指で握ります。
正面から見てもほとんど分かりません。