2014年8月9日土曜日

インパクトの形


Question

ゴルフスイングについての質問です。
インパクトの際、右打ちの場合左腕は伸びて
右腕は曲がったままというのが理想の形だと思うのですが、
意識してスイングしてもインパクト時にはどうしても両腕共に伸び切ってしまいます。
どこに意識を持ってスイングすれば理想形に近づくでしょうか?
アドバイスがありましたらよろしくお願いします。

Answer

まず考えられることはアドレス時に両腕を伸ばし、その形に戻して
打っているということです。
チップショットやピッチショットでしたらそれで良いのですが、
フルショットの場合、アドレスの形とインパクトの形はまったく違います。
その基本動作をまず習得する必要があるのではないでしょうか。

テイクバック時は両腕はできるだけ伸ばし、
8時を過ぎてから右肘が曲がり始めます。

そして、トップからは右肘から先に降りて来て
右肩を落としてショルダープレインを縦にし、右肘をお臍の位置まで入れて
十分に曲げてからインパクト直前に伸ばして押し込みをします。

あるいは両肘が着かない人は右肘をお臍ではなく右腰に近づけて
そこから落とし押しでリリースします。

これらのリリースの基本動作をまず習得することで
はじめて効率の良いシンプルなインパクトの形を作ることができるのであって
決して意識やイメージで偶然にできるような簡単なものではありません。

スイングで一番習得の難しい部分が切り返しとビジネスゾーンです。
インパクトの形を作るだけで何ヶ月も掛かる大変難しい部分です。

ほとんどのゴルファーはアドレスとフィニッシュしか見ていません。
ところが最も大切なのはインパクトです。
そして、その周辺のビジネスゾーンのフォームをしっかりと定着させ
そこに持っていくためのトップの位置であり、またテイクバックの軌道ですので
アドレスやフィニッシュは優先順序としては最後の部分です。

基本動作だけでしたら動画を見て真似するだけで良いのですが
力の入れ具合やタイミングは動画では分かりませんので
だれか出来る人に教えてもらってください。

また、この部分は言語上の限界で表現不可能に近い部分ですので
どこにも書いてありません。

色々な部位の違った動きとタイミングの組み合わせですので、
部分部分の動作をひとつずつ覚え
ドリルなどで徐々に定着させながら力の方向や力量を習得していきますので
試行錯誤では足元にも及ばない遥か彼方の領域だと思います。

インパクトの形に注目されたということは、
レベルの高い部分が見えるようになって来た方だと思います。
ほとんどのゴルファーはミートさせることしか頭にありません。

ただ、このビジネスゾーンは追及していくと、
やっと本来のゴルフの難しさが分かって来る部分です。

五万とある形をそれぞれ定着させてから比較しないと優劣がつきませんので
一生掛かっても到達できないことに気がつくと思います。

やはりここが我流の限界で、先人の知恵の凝縮を習うことしか
ここから上には行けない領域に到達したということではないでしょうか。





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