2014年12月18日木曜日

ゴルフ練習で開眼しました


Question

ゴルフ練習で開眼しました。

1.バックスイングは左腕を伸ばしてトップを迎える
2.ダウンスイングの初期はいかに腕を使わずに自然落下させる。
→結果として右脇が締まる。
右脇を意識して締めるののではない。
3.ダウンスイングの後期からインパクトにかけてだんだん早くスイング。
4.フォローで右手の人差し指と親指をリリースして、力を抜いていく。

特に上記2の「いかに腕を使わずに下す」ことがスイングを安定させると考えますが、
意見ください。


Answer

仰っておられることは良く分かります。
当然のことだとも言えるかと思われます。

しかし、左腕を伸ばすとバックスイングになる・・とは言えません。
虎はネコ科ですが、ネコ科は虎とは限りませんね。
体には亜鉛が必要ですが、亜鉛だけでは体はつくれません。

バックスイングをどのようにするかは、左腕を伸ばしただけでは
正確な基本動作をカバーできません。

ご本人はコツを掴んだと思っておられると思いますし
それが正しい動きなのかと思いますが、
そのコツみたいな物を忘れたり、崩れたり
勘違いしたり、間違っていると感じた時には
そのほかの動きも全て分かっていないと修正ができません。

体に亜鉛が必要なのは分かっていますが
亜鉛以外の栄養素は何が必要なのかも分かっていなければ
栄養バランスが崩れて機能低下となり、病気になってしまいます。
ただ、亜鉛だけ摂り続ければ病気にはならないと
思ってしまうのも間違いです。

また、スイングの安定という観点を申し上げると
それらの動きを定着させて上で、初めて完成され
しかも、安定することだと思いますので
それらのポイントはご自身が同じ動きを再現するのに必要だった、
そして足りなかったポイント達だった分けで
それがほかの人への的確なアドバイスにはならないかもしれません。

このような一部だけ足りなかったことに気がついたゴルファーは
喜びのあまりに教え魔になったり、開眼とか気づいた点として投稿し
初心者を惑わすことが多いので
それでスイングをマスターしたと勘違いしないように要注意です。

また、このように手探りでスイング理論を解明しようとされるのは
姿勢としては宜しいとは思いますが、
航空力学をご自身で実際に飛行機を作って飛ばして失敗を何度も重ね
データを取って確立されているような物で
先人のデータを活用して、それまでの理論を勉強した上で
しっかりと飛べるようになってから命を掛けるほうが成功率は高まります。

遠回りをすれば、それだけ時間だけではなく費用も掛かります。
大学に行って習ってしまえば費用は掛かりますが
確実に必要な知識や技術を身に付けることができます。

我流で天文学や物理学をゼロから作り上げる人はいないのですが
ゴルフはそれをやっている人が非常に多く
それがいかに遠回りだったかを知らずに終わる人や
分かっても高齢になっていて手遅れ状態のゴルファーがほとんどです。

本気でゴルフをされるのでしたら、ご自身で100回の開眼経験をするのではなく
100のポイントを習うことが大切かと思います。









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