2015年1月4日日曜日
男性が女性用のクラブを使うデメリットは?
Question
スイングスピードが一般的な男性がレディースのドライバーや
ユーティリティーを使った時にどのようなデメリットがありますか?
レディースの道具の方がシャフトも短くロフト角度もあるため使
用しやすいような気がします。
知り合いの男性ですがレディースで一式揃えている方もいます。
プロのようにアンダーで回るのであれば男性は
メンズ用のセットが飛距離も出ますしいいのでしょうが、
正直月1ゴルファーで90~100程度で楽しく回る程度の方であれば
男性でもレディースの道具の方が安定して楽しく回れるでしょうか?
Answer
女性用と男性用のクラブの違いは総重量、ウエイトバランス
シャフトの硬さ、シャフトの長さ、グリップの太さなどです。
通常、シャフトの長さは1~2インチほど短く作られ
ウエイトバランスはB5~C5の間に設定されています。
また、シャフトは男性用のRよりも軽いLという柔らかさで
とても柔らかいシャフトです。
女性用が打ちやすいのはシャフトが短いからです。
さて、男性でも軽くてシャフトの短いクラブを使えば楽で
しかも正確に当たるので良く、奥様のクラブで打って
スコアが上がったというご主人にお会いすることがあるのですが
これはシャフトが短い分だけミート率が上がって飛距離が伸びたり
方向性が良くなったケースです。
ただ、HSの速い方だとシャフトが柔わらかいので
上手く芯を捉えることができません。
一番の原因はトウダウンにあります。
ヘッドの重さで手前にしなるので、速く振ると
3~4cmは曲がるの事もありますので芯に当たらなくなります。
それをゆっくりと振って、多少トップ気味に調整して振ると慣れて
当たるようにはなりますが、何がメリットなのか分かりません。
それしかないならそういう調整をして打つ手もありますが
力のある男性だったら女子用スペックで硬いシャフトを使って振りに行った方が
より正確に飛距離も出ると思います。
ただ、最近の高齢者用の男子クラブは、シャフトはSと表示されていても
実際にはRの硬さがなかったり、ヘッドや総重量も軽く作ってありますので
シャフトの長さ以外はほとんど女子用のスペックになっています。
したがって、女子用を購入されるとさらにシャフトが短い分だけ
正確性が上がるので中高年でHSの遅い男性はそれもありだと思います。
ただ、わざわざ女子用を購入しなくても、男性用のシャフトを短くするだけで
ウエイトバランスが軽くなって、かなり打ちやすくなると思いますので
アイアンも1インチ、ウッドに至っては3インチほど切って鉛を貼り
ウエイトバランスをC0~C5程度に揃えると、シャフトの長さ的には一直線となり
シャフトは硬いままで振りに行くことができますので
飛距離を失うことなく、より正確に打てるようになると思います。
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