2015年4月20日月曜日

打ち方が分からなくなり、スランプです


Question

スランプについて
安定して95位で回れるようになり、
90を目指し自己流を止めて、色々調べたり先生にアドバイスを受けていましたが
色々やっているうちに全く打ち方がわからなくなり、
ドライバーはコースで持てないほど高い確率で左右両方に曲がってしまい
UTもアイアンもプッシュアウトや引っ掛けが多発してしまい
どうしようもなく戻そうとしても元の打ち方がわからなくなって
ここ数ヵ月、100はおろか110に近づきそうなスコアばかりになってしまっています

90以上なのにスランプと言うのも変な言葉ですが
こう言うときの良い対処法、練習の仕方があれば教えてください


Answer

ゴルフでは良くあることです。
練習方法や習得方法を間違えるといくらでも遠回りします。
お話のケースはこのような不要な遠回りをしている感がありますね。

日本ではレッスンを取っても上手くならない
という風潮があります。

これは一つには実際にレッスンプロ達の教え方が悪いことがあります。
そして、同じようにそのプロ達のレベルに問題がある場合もあります。
また、実力はあっても一時的な修正だけや、応急処置的な
短期的な調整で良くしようという、根本からの改善ではない
教え方を強いられることで、本来必要なことが習得できない場合もあります。

スクールや練習場のレッスンプロは、80で回れれば資格をもらえます。
PGA公認だの、ライセンスだの聞こえは良いのですが
内容は中級クラスの人たちが非常に多いことが言えます。

80で回れる人とはパー山の人です。
バーディーを取るための技術を持っていないかも知れません。
これでは一度習ったパー山の技術を将来、また大改造しなければなりません。

最初から60台で回れる人に習え、というのはこのことを意味します。
この遠回りを防ぐことがとても重要なのです。

また、教え方として取り敢えずフルスイングをさせてダメだしをするだけで、
最初にどう動くのかを教えず、修正するだけの教え方がほとんどです。
これは100ポイントのチェックヶ所の98ヶ所ができている人には良いのですが
100ポイントの内の50ポイントの修正が必要な人には
残りの半分の悪い動きを固めてしまうことになります。

また、難し技の動かし方や
癖はどうやって治せるかの具体的な修正方法を教えてくれる
人から習う必要があります。

トリプルアクセルを習うのに、じゃあ、取り敢えず回転してみて
と始めたばかりの人に跳ばせてダメ出しをして
できるまで跳ばせるのと同じことです。
どう考えてもできないことを、ゴルフだと平気でやらせるのです。

また、大切なのはフォームを定着させることです。
そしてその定着期間には修正が必要なこと
この修正がない限り、理想の打法を習得することはできません。、
これがないがために、20年もゴルフをやってきたゴルファーが
プロになってから改造したりするのです。

理想通りに動いていると勘違いしている場合、
定着していないがために同じ動きができない場合、
癖がどうしても出てしまったり、崩れたり忘れたりするのは必ずあることです。
3年ほど掛かる定着期間に数十ヶ所の動きをそれぞれ
何回も修正する必要があるのです。

短期的なレッスンを取って上手くならないのは当然です。
また、試行錯誤して迷路に入っているのです。
定着していない間はスコアは変わりません。
定着度、完成度、精度を上げてそれぞれの動きが固まってはじめて
スコアにその違いが出て来るのがゴルフです。
だから、間違っていることが分かるのに時間が掛かるのです。

ゴルフを簡単に考えすぎている人があまりにも多すぎます。
毎回ベストスコアが出ると勘違いしている人がかなりいるようです。

ベストが95の人は120も叩きます。
62で回るプロでも80以上叩くのですから当然のことです。
95が出たから次は80台が出るとは限りません。

まずは基本動作を習得して、それに修正を繰り返しながら
3年ほど掛けて理想の打法を固めて行くしか方法はありません。
簡単に見えるのがゴルフですが、これほど難しいスポーツはありません。
まずは、意識改革が必要かと思います。










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