2015年4月5日日曜日

トップの位置は高すぎるのでしょうか?


Question

テークバックのトップの位置の高さで、
自分は頭より高い位置に止まっているのが最近わかりました。
アイアンだとダフリ、ユーティリティーでもダフリも多くなります。
やはりトップの位置が高すぎるのでしょうか?
ドライバーだと大丈夫です。

ためしにトップの位置を耳の位置前後に持ってきて打つと、
ダフリが無くなり安定しますが飛距離が少なくなってしまいます。
やはり飛距離にも関係があるのでしょうか?
トップはどの位置が一番いいのか、よろしくご指導のほど、お願い申し上げます。


Answer

トップの高さとダフリは直接には関係ありません。
また、フラットにすると落下力が使えず、落下力で打っている人は
飛距離が落ちると思います。

さて、問題はトップの高さの適正位置です。
その昔のクラシック時代には肩のすぐ上でした。
そして、中期の頃には頭よりちょっと上で耳と肩の間に上げました。

現在の主流は頭と同じくらいの高さで後ろ(肩の上)となり
それぞれにメリット、デメリットがあります。

中期の位置はアップライトで落下力が使え、方向が良かったのですが
腕の縦移動と肩の回転移動のギャップが大きく、
ショルダープレインが水平に回っているのに、手の軌道は縦なので
速く振ると遠心力で肩の軌道に影響されてヒールトップし易くなります。

現代のモダン打法は飛距離が要求され、中期は280Yで良かったのですが
今は320Y跳ばさないとメジャーにはなかなか勝てなくなりました。

それを解消するのが三軌道一面化です。
ヘッドの軌道、手の軌道、そして肩の軌道をできる限り一面化すると
いくら速く振ってもヒールトップしなくなります。
むしろ、ヘッドは軌道修正されて球に向かうようになります。

ところがフラット軌道にすると落下力が使えなくなります。
ではどうやって現代の欧米選手はこのスクエア軌道(クラシック
のフラット軌道と中期のアップライトの中間)で
どのように跳ばしているのでしょうか?

それはレイトヒティング、体重移動、腰の開き、右足の蹴り
腰の逆回転、右手の押し込みや被せ抑え付けなど
いろいろな技術があります。

これらを全て使えば、スクエア軌道でも300Y以上は出ますので
あえて落下力を使う必要がなく、より安定した軌道を再現することができます。










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