Question
キャリア数十年ですがトップスイングでグリップが一旦前側に
折れてからインパクトを迎える様な所謂2段モーションになっていて、
どう足掻いても治らないのです。
PGAのジム・フユーリックのスイングのもっと酷い感じです。
どうしても、この前倒れトップを修正したいので是非グッドアドバイスをお願いします。
藁をも掴む思いです。宜しくお願いします。
Answer
数十年のキャリアで、なぜ今になって治そうと思ったのでしょうか?
恐らく長年自分のスイングを見たことがなく、最近になって
誰かに撮ってもらってご覧になったのではないでしょうか?
そのようなシニアは最近急増しています。
30年も打っていた自分の格好を知らずに
フィニッシュで固まって、自分のスイングに陶酔している人もいます。
練習場で良く見かけますが、室内でも
10秒間くらいフィニッシュで止まっている人を見かけます。
どれだけ気持ち良くスイングしておられるのでしょうか。
ところがこういうゴルファーに限って、自分の映像を見ると
ショックで寝込むようです。
知らない方が良かったのかも知れません。
正直な話、最初から癖のない素直なスイングを身に着けることが
どれだけ大切かは、何十年もしないと分からない人がいます。
ひょっとして、ワンポイントのアドバイスで治そうと思っておられませんか?
だとしたら、その考え方や姿勢自体から修正する必要があります。
長年自由に振って来た我流ゴルファー達は
よほどの覚悟を持って改造しようと決意しなければ
なかなか治りません。
ところが長年打ってきたスイングを全部捨てて
また一からやり直そうとまで思う方はほとんどおられません。
数十年の時間と経費を捨てるという感覚になるからです。
また、年齢もかなりいっておられると思いますので
若い時のように練習が充分にできません。
体の痛みと戦い、回復力は5分の1程度で疲れが取れない、
何度やっても新しい動きが覚えられないで
同じことを100回指摘されないと治らないなど、
キャリアのあるゴルファーほど難しいのは事実です。
基本動作も習わずに、我流でなんとかなると
タカをくくってやってこられたのですから、これがその代償です。
ただ、これから3年間、言われた通りにすれば改造できます。
まだクラブを持ったことがない人よりも時間が掛かるかも知れませんが
できないことはありません。
それはご本人がどこまで本気なのかによります。
基礎練習や矯正ドリルを無心でやれるかどうかです。
今までの我流のやり方や考え方を全部変えて
基礎練習をしっかりとできるかどうかに掛かっています。
いままで勝手にやってきた分、素直にそしてまじめに
努力をする時が来たと思って真剣に取り組んでいただきたいと思います。
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