2015年5月8日金曜日

スイングの途中にボールがある


Question

ボールに体の位置を合わせ、
気持ちよくスイングするのが正解なんでしょうか?

言い換えれば、ボールは当てに行くのではなく
スイングの途中にボールがあるというイメージでしょうか?


Answer

スイングは基本的には打法の形の中に
球があるという打ち方をします。

フォームを習得し、正しい動きの中で素振りをしていると
ヘッドの軌道は一定になってきます。
そこにたまたま球を置くだけで打つというのが理想的な打ち方です。

したがって、同じ力で、同じ速度で、同じ振り幅で
全く同じ動きの中でのショットで、毎回同じ飛距離が出るように
することを目指すことで理想的な打球が出ることになるのです。

ところがほとんどの人は球を狙ってヘッドをそこに持っていこうとします。
そして、ミートするまで無駄球を打って、ミートすると
そのときの動きが正しいスイングフォームだと勘違いするのです。

このいい加減な練習方法や甘い考え方が原因で
綺麗なスイングをする人を練習場では見かけないのです。


フルショットは全身を使います。
それぞれの部位が十分に動き、連動しながらタイミング良く
次々と力が入っていくとフルスイングが成立します。

この部位の順序、方向などはエアースイングで覚えます。
そして、確かにクラブが綺麗な平面を移動しているかどうかの確認に
素振りという組み立て練習をします。

この段階の練習にクラブを持つことは筋トレにはなりますが
間違った動きの反復で癖がつきやすく、怪我をしやすくなります。
したがって、脳から神経を通じて筋肉を動かすという段階での練習は
クラブを持ったり球を打つ必要がありません。

スイング作りはこれらが9割です。
このエアーと素振りでほとんどのことが決まります。

基本動作、定着練習はこの二つで行って
タイミング調整や方向調整の段階になってから初めて球を打ちます。
そして、フォームが崩れなくなったら精度を上げる狙い撃ち練習をします。

ただ、本気で真剣にショットを作り上げようというやる気のある人はできますが
なかなかこのような方法での練習ができる人はいません。

しかし、このやり方が結局は一番効率が良く早く安定する方法ですので
競技ゴルフを目指すゴルファーはできる限りこのような方法で
動きを固めていくことをお薦めします。








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