Question
ゴルフをやって20年位い。そこそこのスコアーで平均(90前後)ですかねー。
自分で一番感じたことは、ミスの一番多いのは、ヘッドアップ、
つまり結果を先に求めるために体が、起きてしまうのが、原因だとわかっています。
すべてのスイングにおいてです。
コースに出て、この頭が起き結果を見ようとする動きを、
極力なくす方法とか練習方法がありましたら教えてください。
自分の目標は常に80台前半を目指したいと思っています。
Answer
ヘッドアップの原因はそこに神経が行っていないからです。
意識が球に行き、フォームが定着していないからです。
90台前後で回っているゴルファーに共通していることは
この辺がいい加減なことです。
3年あればできることを、20年掛かってもできていません。
いわゆる遊びゴルフの限界と言えるでしょう。
球がまともに当たらず、どこに行くのか見ていないと大変なので
すぐにヘッドアップして行き先を見に行くという癖がついているのです。
基礎練習から入らず、フォーム作りから入らず、勝手に自由に
ただ打てば良いという我流ゴルフをすると、このような遠回りをするのです。
この先に進むには、まず基本動作の見直しです。
そして、定着練習をしなければならないのですが、
どうしてもゲームが楽しくて仕方がない時期ですので
ラウンドばかりして、徹底した練習をしようという意識改革が必要です。
ワンポイントで治そうと思っておられると思いますが
それがこのレベルのゴルファーに共通したいい加減さなのです。
闇雲に打つだけで偶然当たった打ち方が正しいと思い込み、
それをなんとか再現しようとするのですが思い出せず
ゴルフは感性だとか言って基礎練習をしないのです。
「気持ち良く振りたい」とか、「跳ばせるだけ跳ばそう」とか
あまりにも自由に振っているのがこの辺の段階の人達です。
20年独学でできなかったことはあと20年やっても無理でしょう。
偶然にナイスショットはでることはあります。
でも、100球中何発でますか?
このお遊びゴルフを卒業するには、基本動作をしっかりと習得し
正しい、効率の良い打法ができるようにフォームを作ることです。
それからその動きすべてを定着させる定着練習と、ピンポイントで落すための
精度を上げる練習をしなければなりません。
我流ゴルファーはとにかく球の行く先しか考えていません。
しっかりとミートすればそれで良いというレベルなので
フォームに神経がいかずに、このような癖が定着して抜けなくなるのです。
球に意識が行き過ぎて、自分がどのような動きで打ったか
覚えていない人はこのレベルです。
また、いつかは止まるというゴルフをしている人も
この辺のレベルの考え方です。
どういうフォームで打って、何が間違っていたのか、あるいは
何が合っていたのか思い出せるくらいの余裕が必要なのですが
一度球を見ると性格が変わるとか良く言われるように
球ばかり気になって、芯に当たるかどうか、どこに跳んでいくか
いい球がでるかどうかなど、神経が球ばかりに集中して
自分が行う動作にはまったく神経が行っていません。
ちなみに20年もヘッドアップしていれば、それが固まって
上手く打てるようになるものなのですが、それでもミスするということは
ほかに原因がまだいくらでもある可能性があります。
ミスの原因は分かっていると仰るのですが、それが思い込みでない
という確証がどこにあるのでしょうか?
この辺も上手くなれない理由の一つかも知れません。
たとえばヘッドアップはしても、軸が動かなければ
芯を外す直接の原因にはなりません。
また、軸が上がっても、その分ヘッドが下がっていれば
しっかりと当たるはずです。
また、蹴りで瞬間的に浮く場合には、
インパクト時に前傾を一瞬沈ませて打つと浮かなくなります。
左膝が伸びる場合には左脚を脱力し、腰が前に出る場合は
左腰を後方打席方向に突き出し、カカトが上がる場合には
左の重心を後ろにし、前傾が起き上がるだけならば
球が飛んでなくなった後のマットを見てから、右肩であごを押されるときに
顔を上げるようにします。
いずれにせよ、基本フォームをエアーから始め
素振りで全ての動きがまともに出来るようになるまで練習し、
実際に球を打つときにはフォームだけに意識を持って行くために
球の行き先が見えない室内で練習します。
それができるまでは球を打たないことです。
それすらできない、練習が嫌い、練習すると逆に下手になる・・
などと言う人は上達しませんので、上を目指すのは諦めましょう。
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