2015年7月23日木曜日

アドレスでの左肘の向き


Question

私はアベレージ90ぐらいのゴルファーです。
プロのレッスンを何度か受けたのですが、
そのプロによって教え方が違うポイントがあり迷っています。
それは、『アドレスでの左肘の向き』です。

飛球線方向を向けるor自分のお腹に向けるか
どちらでも慣れれば打てますが、肘の向きに正しい方向があるのでしょうか?

私の場合フックグリップなので
自分のお腹に向けると腕を無理にひねる感じになりす。
自由が利かなくなり、良いのかもしれませんが、
フォローを大きく出せなくなります。


Answer

本来重要なのはアドレスよりもインパクト時です。
毎回同じ形で打てるやり方が理想だといえます。

基本は必要最小限の動きで打てというのがコンセプトですので
アドレスからインパクトまではできるだけ動かさないのが正確な打ち方です。

ベンホーガンは肘は目標を向けて腕は一本の棒として固め
肘から下だけをローテーションしないように指導しています。
したがってローテーションは肩から手首までを一体として
全体を回転させるようにすることでミスや怪我を軽減できるとしています。

ただ、アドレス時に肘を自分側に向けると脇が良く締まる人がいます。
筋肉の着き方で個人差があり
筋トレをしているアスリートであればどちらでも同じですが
筋肉の着き方が少ない人は肘を自分に向けた方が
より強く締められるかと思います。

ただ、問題はフェイスを返さなずに目標を向けたままフォローを取る
コントロールショットやピッチショットなどは左肘をフォローで抜く打法が
やり難くなるかと思います。

この場合左肘を抜かずに左の手の平を目標に向けたフォローでしたら
肘を抜かずにフェイスを目標に向けたまま打てますので
なんとか打つことはできます。

しかし、この方法は肘の曲がる方向がオンプレインではないために
テイクバック時の肘は曲げないにしても、フォローでは違う軌道方向に
曲げることになりますので、あまり効率が良い方法とは言えません。

確かにどちらでも打てますし、メリットデメリットがありますので
この違いは許容範囲として個人の選択で良いかと思います。

ただ、どちらも試してみて変わりがないと思われた方は
わざわざベンホーガンに反抗するだけの価値があるかどうか
の問題として判断されると良いかと思います。

また、遠回りせずに早くスイングを仕上げたいという方でしたら
基本通りに左肘は目標方向に向けてアドレスするフォームで
迷う必要はないと思います。








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