2015年7月24日金曜日

バッグスイングのとき右手の力でクラブ持ち上げてる


Question

バッグスイングのとき右手の力でクラブ持ち上げてる気がします。
なにも考えないでバックスイングするとトップのときに伸び上がりみたいになってしまいます。
バックスイングのときは右手は多少なりと力がないとふれませんよね?


Answer

バックスイングは時代によっていろいろな方法があります。
クラシック時代には手から上げて、弓のようにしならせて
ヘッドが後から追いかけてきてトップでしなって降りてくるような方法です。

また、中期にはヘッドを地面が這うように低く長く出してから(横回転)
途中で垂直に上げる(縦回転)ようなテイクバックをしていました。

クラシックは小さなテイクバック、そして中期は大きなテイクバックが主流で
中期は肩の回り方を良くするために大きく改造し
さらに高い位置に上げるために途中から手を上げることでトップを作っていました。

そして21世紀のモダン打法はこの大きなバックススイングのコンセプトを残して
肩の回転を良くするだけではなく、超高速のスイングに対応するために
ヘッドから上げて少ない力で速く上げられる方法へと進化したのです。

ところが、右手で引っ張り上げると肩が回らなくなる危険性がるため
右手を支点として左手で押して上げる方法が取られました。
これによってトップで浮き上がることなく、肩もしっかりと回り
少ない力で超高速に上げることが可能となったのです。

7時の時点で左手首の形を決め、8時までにはコックを完成し
9時ではシャフト→左腕→肩が90度→90度になるようにします。

また、右手で持ち上げようとすると右肘が早く曲がり
肘が外に出るとフライングエルボーになったり、内側に曲がると
クラシカル時代の小さなテイクバックになってしまいます。

それぞれにメリットや目標が違っていて甲乙をつけることはできませんが
トップで伸び上がったり、右肘が曲がりすぎたりするゴルファーは
手でクラブを持ち上げるという動作を止めて、
右手はクラブを吊るだけにし、そこを支点として止めて
左手でグリップエンドを右方向(飛球線上後方)に押し、体を回転させて左手で押し切り
ヘッドから上げるようなテイクバックがお奨めです。

このときに手やクラブを動かすのではなく、体をしっかりと回転させ
肩が十分に回るように胴周りの筋肉でテイクバックします。
決してクラブから上げるようなことはせず、
クラブは常に胸の正面を保ちながら、三角形を崩さずに両腕は
ただ上下運動だけにして、回転は体の力でするようにしましょう。











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