2015年7月31日金曜日

トップで右脇を開けた方が飛ぶようになった


Question

トップで右腕を脇につけず、開けた方が球がよく飛ぶようになりました。
右脇を開けるのは間違いでしょうか?


Answer

右脇を開けて両腕と胸の三角形を潰してテイクバックすると
回転の円弧が大きくなって跳ぶと思います。

その分だけ力が入って飛距離が出るのですが
飛距離が出る分だけ方向が悪くなりますので
飛距離を取るか方向を取るかの問題になると思います。

たとえばコックをすれば跳びますが方向は悪くなります。
また、右足の蹴りを使えば飛距離は伸びますが方向が悪くなります。

このように打法は個人の価値観や目的、身体能力や
好みによっていろいろな種類が存在するのです。

ただ跳べば良いという段階で、それで怪我をすることなく
望みの球であるならばそれを選択すれば良いかと思います。

右脇を開けるとありますが、これは上にでしょうか、それとも
外側になのでしょうか?

ジャックにクラウスは外側に開いてフライング・エルボーとして
ベンホーガンのスイング理論からいえば間違ったことをし
ニクラウスのコーチは33年間フライング・エルボーを治すように
いい続けたといっていましたが、生涯治さなかったのです。

ショットは打法よりも完成度によってスコアが決まることがあります。
フライングエルボーで脇が外に出ていても
20年も同じ動きをしてしっかりと戻って来るのでしたら使えるということです。

一番重要なのはインパクトの1cmで、フェイス面の方向と
ヘッドの進行方向で球筋が決まります。
それ以外のところは、これに大きく影響しない限りは
完成度の高い方が安定し、良いスコアがでるのです。

2000年以降のモダン打法では脇は外側へはあまり開けず
また、右肘を上げずに脇が開かないようにして方向を重視し、
その分ボディーターンを使って飛距離を伸ばしています。

打つ瞬間の右足、腹筋と大きな筋肉を使ったパワーの出し方で
十分だと思えばそれを優先するのが理想なのですが、
将来的に全てを使って飛距離を出す打法に世界が進化するかもしれません。

現在は大きな筋肉でパワーを出し、小さな筋肉はあまり使わずに
超高速思考でしかも安定しやすい動作で打法が作られています。

コースもどんどん長くなる一方なので、打法も着実に進化しています。
この部分は個人の価値観や考え方で決めれば良いかと思います。










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