2015年8月1日土曜日

トップから最短距離でグリップが降りてきません


Question

トップから最短距離でグリップが降りてきません。
クラウンがトップから大回りしてボールに当たってる感じで
トップの位置でも溜めが出来ずに右に流れてしまってるように感じます。

どのようにすればいいのでしょうか?宜しくお願い致します。


Answer

ダウンスイングでシャフトが体に巻きつくように下ろせと良く言われます。
また、ヘッドが最短距離で球に当てろとか、ヘッドができるだけ
体から離れないように下ろせ、グリップエンドで球を指せ、という表現をするのですが、
これらはみな同じ動作を意味しています。

この動作はまず、左手の親指でクラブを下ろしてこないことです。
また、トップからリリースを開始しないことです。
左手の親指でクラブを引っ張って来るのはリゾートスイングで
モダン打法では速度が速いので親指に負担が掛かり怪我の原因にもなります。

これが理由ではないのですが、実はトップからの引き落としは
右手の中指、薬指、あるいは人差し指で行います。
(左手の親指はトップからの引き寄せ時の方向を決めるガイド程度に使う)

これによってシャフトはオンプレインには降りてきません。
引き落としはご存知のように、軌道角度で引くのではなく
地面に対して垂直の角度で引き落としてきます。

したがって手は軌道上を走らず、瞬時ですが垂直に降り
飛球線上後方から見ると「しの字」を書いて遠回りながら降りてきます。

理想は腰の辺りまでヘッドが自分の後ろ(打席側)にあることで
リリース開始時点でもまだ後ろにあることです。

この度合いによってドローになりますが
好みに応じてその度合いを調整すればストレートにもなります。

そして、ダウンスイング時にはグリップエンドで球の先(左側)をまず刺して、
直後にヘッドで4時半方向に突き刺します。(二度刺し)
この二度刺しによってヘッドが遠回りせずに降りてきて
回転軸の近くを通るために速度が上がります。

この時に、肩を開かずに手の落下を優先してくればヘッドは自分の後ろを保ち
シャフトが体に巻きつくような動きになるのです。
また、グリップを強く握らずにゆるゆるにしておき、当たる瞬間だけ
マックスに握力を上げます。

この動作によってレイトヒティングができるようになり
長い番手の場合には最下点も最頂点も左に移動しますので
ダフらずにしっかりとミートするようになり、HSが相当上がると思います。










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