2015年7月15日水曜日

腕を下す感覚でスイングする"こつ"


Question

ゴルフのダウンスイングについて教えてください。
今まで、テイクバックで前傾角度なりに回転し、ダウンスイングでは、
そのまま腕を振っていたのですが、打球がトップしたり、
目標よりだいぶ左に飛んで行って待ています。

"腕で振りに行くな!"
と、聞きますが、トップからダウンスイングで、
"そのまま腕を下す!"

体の回転でスイングするのは分かるのですが、
腕を下す感覚でスイングする"こつ"を教えてください。

腕を下す感覚は体の開きを遅くするのもあるんですかね?

今まで、ゴルフのスイングマシンが理想だと思っていました。
コースにはあまり行っていませんが、
ゴルフが大好きで、練習頑張っています。

よろしくお願いします。


Answer

問題はヒールトップだと思います。
ヘッドが外回りしているためです。

縦に振るとか体の開きとは直接関係ありません。
ヘッドが外回りする原因のほとんどはトップでの肩の位置です。

左肩がしっかりとアゴの下に入っていないと
軌道はフラットになって外回りします。
緊張したり、練習中に肩が回らなくなるとでたり
高速で振ると出る現象だったら、ほぼこれが原因です。

これを左手首を甲側に曲げたり、トップの位置を変えたり
落とし押しを強めたりして調整すると、崩れたり
ヘッドの軌道が変わって三軌道がどんどんバラバラになってしまいます。

スイングは速度が上がれば上がるほどショルダープレインの
延長上にヘッドが行こうとします。
遠心力によって肩の回転軌道上に浮き上がるのです。

根本的な解決法はショルダープレインをできるだけ縦にし
手の軌道とヘッドの軌道の三軌道を一面化することです。
(ただ、中期の頃に主流だった高い位置に上げて落下力を使う打法の方は
肩を開かずに引き落としをしっかりとして、縦に落とす必要があります)

「ショルダープレインは背骨に対して直角に回せ」という理論は昔の物で
超高速時代には地面に対してできるだけ垂直に近い軌道にすることです。

ことゴルフに関しては訳の分からない解説しか聞きません。
「腕で振りに行くな」とか「腕を下ろす感覚」「スイングするこつ」などと
フィーリング的で曖昧な言い回しや感情的精神論など、
使っている人の真意がそれぞれ違うことで誤解が多発します。

ゴルフは物理です。
具体的な部位の動きで説明したり指導するべきだと思うのですが
どうしてこういう感覚だけで教えたがるのかが分かりません。
実はそう言っている人達が分かっていないのかも知れません。

ゴルフ雑誌などのキャッチ的見出しに惑わされず、また
いい加減で曖昧な表現に惑わされることなく、物理的な動きで
フォームを作っていかれることをお奨めします。










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