2015年8月31日月曜日

ソケットとシャンク


Question

ゴルフのソケットとシャンクについて
インパクトした瞬間、結果としてフェースの先に当たり
ボールの衝撃によりフェースが開き右に飛ぶのがシャンク、
ソケット(ホーゼル部)に当たり右に飛ぶのがソケットと認識しております。

それぞれインパクト時のグリップにかかる衝撃が違います。
ハイスピードカメラで撮影した決定的瞬間も有ります。
原因も結果も違うので呼び方や修正方法も違うと思います。

私はインストラクターをしていますが、同業のインストラクターが
ソケットと言う表現はなくどちらも呼び方はシャンクで
原因も直し方も同じと言い張って議論となっています。

「ソケットした」という表現は確かにゴルフ用語にはなく和製英語ですが、
日本人に指導するのであれば理解しやすいと思います。
プロ、インストラクターの方はどうお考えでしょうか?


Answer

シャンクとはソケットに当たって右に低く跳び出る症状をいいます。
したがって、ウッドはソケットが球には当たらない高い位置にあるので
ウッドでのシャンクはありません。
この場合は引っ掛けになります。

「ソケットに当たってシャンクした」というのが正解で
トウ側の先っぽに当たって右に出るのは単なるチョロで
芯より少しトウ側に当たって、フェイスが開いて右に出るのは
ある程度飛距離が出るためにシャンクでもチョロでもありません。

仰る意味は恐らくトウ側に球が当たる場合や、
インパクトの寸前にダフってトウ側が先に地面に当たりフェイスが開いてから
球に当たるのでシャンクと同じような症状になる場合だと思います。
これは通常シャンクとは呼びません。

このように球質の分析もできておらず、症状の違いや
呼び方まで間違ったまま指導されると混乱を招く原因となります。

呼び方は日本は和製英語や最初に使った人が間違っていることが
ほとんどですので、もうどうしようもないのですが、
症状に応じた対応はその場で判断し、指導して修正できなければ
インストラクターの仕事を果たしたことにはなりません。

80で回れればレッスンプロの資格がもらえるのがこの業界です。
とても信じられないことなのですが、資格に対する受験、発行費用や
年会費などの収入で稼ぐこともビジネスですので
運営上しかたがないのかも知れません。

まして雑誌やサイト、レッスンビデオなどは情報の混乱を増長するばかりで
それで癖が付いて効率の悪いスイングをしているアマチュアが大勢います。

ゴルフは大変複雑で、とても奥が深いスポーツです。
分けが分からずに手探り状態で指導されている方達が大勢いますので
情報の混乱には十分に気をつけていただきたいと思います。











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