2015年8月30日日曜日

トップで左手の甲を平らにするとダフる?!


Question

インパクト時について質問です。
アドレスで構えてる時、真正面から見ると腕とクラブがくの字になると思います。
その構えからボールを打つとインパクト時には腕とクラブが一直線になると思うのですが
(トップで左手の甲を平らにしてからダウンスイングです)、
一直線になる分最初のアドレス時より手前でダフるような気がします。
現に自分がそのような症状がでるのです。


Answer

トップで左手首を真っ直ぐに伸ばすと、ヘッドが後ろに位置するため
ダウンスイング時のヘッドの軌道はフラットになります。

反対に左手首を甲側に曲げるほどヘッドの軌道は縦になります。
試しに極端に左手首を甲側に曲げて打ってみてください。
30cmほど前を叩くかも知れません。

トップで腕と甲が真っ直ぐか手首が山になるくらいに伸ばすと
ヘッドの軌道はフラットになりますので
手首を真っ直ぐにしたのがダフりの原因ではないということになります。


ダフりの一番の原因はリリース開始が早いことです。
ヘッドは重いので、先に落ちて来ようとします。
普通に自然に振るとリリース開始が早くなり、ダフって当然なのです。

では、そこでどうやってジャストミートさせるかです。
まずはハンドファーストです。
手が左の脚前に来た頃にリリースを開始する積もりで
できるだけコックを解かないようにするとリリースを遅くすることができます。


ダフりのもう一つの大きな原因にボディーターンの未完成があります。
体の中心を軸にした場合にはアドレスの体勢に戻し易いので
ダフりを軽減することが可能なのですが、
背骨を軸にして体を回転させると、左肩の位置が右に移動する幅が大きいため
元へ戻らずに右側で打ってしまい、ダフることがあります。

したがって、しっかりと体重を左に戻して反り返りをなくし
左側の壁にぶつかるくらいまで左に移動してからリリースをするという
時間差が必要になってきます。

一度右に乗った体重を左に移動するとともに
体勢や体位を左に移動するくらいに大げさに移動させると
第七頚椎を軸とした回転が可能となり、体重を球に乗せることができます。

ところが、多くの人はテイクバックで右に体重を乗せるのですが
その場で回転をしてアドレス時の元の位置に体が戻らず
右側で打ってしまってダフることが多いのです。
(右側で打てという雑誌もありますので惑わされないように)

左の手首はテイクバックで山にするくらいに伸ばして真っ直ぐにし、
そのままインパクトまでは角度を変えないようにします。
無意識的に途中で曲がっている人が非常に多いので十分に注意しましょう。


















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