2015年8月4日火曜日
肩の開き方で一石四鳥
Question
上級者はインパクト時に肩がしまり一気に振り抜いているように見えますが
これはやはりかなりの我慢が必要なのでしょうか?
それとも意識せずに出来るものなのでしようか?
女子プロはかなり開き目のようですが、理由があるのでしょうか?
宜しくお願いします。
Answer
インパクト時の肩の角度は基本手にはスクエアとされています。
これは一般的には肩の開き具合によってフェイドやドローなどの
球質が決まる傾向にあるからであって、ほかの部位で調整すれば
必ずしもそうではありません。
ただ、当たらなくなったときに修正しやすい打法がスクエアです。
すべてをスクエアにしておけば、自分で治すことも
また診てもらった時もすぐに分かり、調整が楽になって
大きなアップダウンを防ぐことが可能となります。
肩は基本的にインパクト時には目標ラインに乗ったスクエアにするのですが
ショルダープレインは左肩が上がり、右肩が下がった縦になっているのが
最新の欧米のスクエア打法です。
切り替えし時点からまずその時点で肩の開きを制御します。
バンプで左のお尻は突き出すのですが、肩は開かずにクラブを下げ
右足の蹴りと同時に肩を開くような時間差(ラグ)を作ります。
これは後ろ打ちを練習されると体がそのタイミングを覚えますので
しばらく飛球線上後方に向いたままバンプとクラブを落とすだけにして
肩は開くのではなく、左肩を上げて右肩を落とし
リリースと共に一揆に開く打ち方を練習すると良いでしょう。
これによってレイトヒティング効果も上がり、フェイドの癖も治り
飛距離も伸びますので肩の動きはとても重要となります。
なお、これによって三軌道一面化にもなりますので
一石四鳥となります。
女子がインパクトで肩が開いているのは体が柔らかいこともあるのですが
腰が回り過ぎていることが原因のひとつです。
腰は45度開くと、それ以上は力が入りません。
開くまでは上半身を引っ張ってきますので、HSを上げる力となるのですが
それ以上は今度は逆に腰を止めて上半身を目標方向に捻転する必要があります。
これがパワーを出す秘訣です。
森田選手などは腰を45度開いてから逆回転をさせ
右肩を目標へ向ける方向に上半身を捻転させており
この力によってこれ以上力が入らない腰をさらに利用しています。
マキロイなどはこの腰の逆回転を利用して飛距離を出していますが
この際に彼は右足の蹴りを大きく使います。
飛距離を出す選手はほとんどこの上半身の捻転を使っていますが
蹴りを入れるとさらに飛距離が伸びます。
HSが上がればさらにヘッドは外回りしますので
三軌道一面化が必要になります。
ショルダープレインをできる限り縦にして、肩は開かずに
左肩を上げて右肩を下げる形でインパクトをするフォームを作ると良いでしょう。
ただ、三軌道一面化のフォームは現在、世界のトップ選手が採用している
難易度が最も高い打法ですので、
オーソドックスな打法の10倍は難しいかも知れません。
改造にはかなりの努力と時間が必要となるでしょう。
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