2015年9月25日金曜日

抑えているのに力を入れ過ぎだと言われる


Question

ゴルフ練習について。ドライバーが苦手です。
ヘッドスピードが46から48程ありますので当たればそれなりに飛びます。
しかし右にも左にも曲がります。

人からは力を入れて振りすぎと言われますがよく分かりません。
力を入れて振ると50以上でも出せます。
なので少し抑えて丁寧にスイングしているつもりなのですが、、、

本題ですがドライバーのミート率や方向性を高める為には
どういった練習が効果的でしょうか。
目標は3ラウンドで1回OBが出るか出ないか、
平均で230から240ヤードを打てる様になりたいです。


Answer

HSが46だと、ミート率が1,4だとしても現在257Y程度は出るはずで、
ミート率が1,5だとすると270Yは出る計算となります。
目標が230~240Yとなるともっと短いということなので
つじつまが合わないお話となります。

おそらく、実際のHSは39程度なのだと思いますが、
上乗せの計測器に騙されておられるのではないでしょうか?

販売店はお客のプライドをくすぐって、クラブを買い替えさせようとします。
その販促テクニックのひとつとして、このHSの上乗せがあります。

通常5ほどは乗せしてありますので、その分を引いて計算してください。
また、携帯用の販売されている計測器も上乗せされている物がありますので
十分に気をつけてください。

さて、本題ですが・・

速く振ることでHSが上がると思っておられる方が多いのですが
何をどこでどうやって速く振っているかが問題です。

スイングの回転は自転と公転の二つでできており、
手が体の回りを回る公転と、ヘッドが手の周りを回る自転とがあります。

公転の速度はスイング速度、そして自転の速度はリリース速度とします。
スイング速度は肩の回転や腕の力など、あるいは下半身などによって
作られます。

また、リリース速度はクラブを返す動作で左腕の骨を中心とした回転の
ローテーションやその回転を作る右手の押し込みと被せ、
左肩の吊り上げや左手の引き戻しによって作られます。


そしてスイングのもう一つの動きは縦です。
腕は肩の上から股関節あたりまで縦に降りてきて
ヘッドはさらにその上から地面まで縦に降りてきます。

ところが肩を回転させているので横ぶりに見えるのですが
実は自分が意識すべき打つパワーは横ではなく縦の動きなのです。

しかし、ほとんどの初心者は跳ばそうとすると横の動きだけ速くするのです。
これは人間の習性で、横振りの中でも公転の手の振りだけ速くし
それが原因でスライスが止まらずにOBが連発するのです。

また、その公転の横振りの動作が「力んでいる」とか「力が入りすぎている」とか
「ヘッドが走っていない」とか、言われる原因なのです。

ヘッド速度が上がれば、ゆっくりと振っても飛距離が出るようになります。
プロのゆったりとしたスイングでも、実際にはかなり跳んでいるのに驚かれると思いますが
ヘッドが走っていれば、スイング速度は遅くても球は跳ぶのです。

方向はもちろんインパクトの瞬間で決まりますが、
力の入れすぎだとか言われるということは
このスイング速度の横振りに力が入っているということです。

スイング速度を落として、ヘッドスピードを上げる縦振りの打ち方にすると
もっと飛距離が出て方向も良くなると思います。











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