2015年10月21日水曜日

4Iや3Wを難しいからよけい打ってみたい


Question

4I(長めのアイアン)やスプーン3Wなどの比較的難しい番手を
無性に練習したくなる(打ちたくなる)んですが、
初心者クラスがこれをやりたがるのは傾向としてはあんまり良くないんでしょうか?

ゴルフやり始め当初からこういった傾向は続いています。
基本から磨いていったほうがいいようなことはよく聞かれますが、
比較的難しいと言われる4Iや3Wを難しいからよけい打ってみたくなります。

ドライバーを除けばこの2つが打つ数は多い。
おかげで基本的な部分の上達が遅れてしまっていますが、
べつに特別早く上達したいわけではないので、
(むしろあんまり上達したくない、そこそこ打てればOK、)
こういう楽しみ方も考えようによっちゃアリですよね??


Answer

難しい番手がしっかりと打てれば、それを基準として精度が上がり
また、打ち方も正解に近い形になり易いと思います。

7番アイアンでフォーム作りというのはそれだけ当たる確率が多く
挫折せずに練習に励みがでるのですが、実際には
すべての番手を一球ずつ持ち替えて、一球目に当たるようになるまで
そのスイングが正しいかどうかがわかりません。

たとえば番手によってのセットアップが違います。
スタンス幅、前傾角度などですが、それにトップの深さもあります。
これらは番手15間隔の法則で、すべての番手で同じワンスイングができるように
もともとクラブが設計されているために、守らなければならない条件なのです。

http://modernswing21.blogspot.jp/2014/01/blog-post_1564.html


一本だけで打っていると、このセットアップが違っていても
慣れれば当たるようになるのですが、突然違う番手を持った時に
最初の一球目にトップをしたり、ダフったりすることで何かが違う
ということが分かります。

これはたとえば、DRばかり練習してやっと当たるようになり
急にPWで打った時に前傾姿勢が十分に寝てないとトップすることがあります。
まったく同じように打つと前傾角度が足りないためにフラット軌道になるからです。

しかし、中級になると二球目からは前傾は同じでも
腕を落としたり、伸ばしたり、打ち込んでトップしないように体が調整するのです。
(上級になると前傾を修正しますが)

したがって、こういう人は練習場プロと言われるほど良く当たるのですが
ゴルフ場ではミスばかりになってしまうのです。

ゴルフ場で通用する打ち方は、持ち替え練習で最初の一球目に
会心のショットが出るかどうかです。
二球目以降はいくら会心のショットが出ても本番では一切関係ないのです。

一番ミスが顕著に出るのが3Wあたりでしょう。
この番手が上手くなればほかのクラブは短い分だけ楽に当たるようになりますが
なぜ、短い番手から徐々に長くしていく練習をプロがしているかは
このすべての番手で当たる打ち方ができているかの確認もあるのです。

我流でもある程度は上達しますが、このように好きなことだけしかやらない
という我流理論では遠回りすることは間違いないでしょう。










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