2015年10月23日金曜日

トップで左右の肘の高さを同じにするには


Question

ゴルフ初心者です。トップでの右肘と左肘の高さが違います。
右肘の方が低いです。
高さを同じぐらいにしたいのですがどうすればいいですか?


Answer

まず、なぜ両肘の高さを同じにするかです。
クラシカルな時代は右が下のまま上げ、そのまま下ろしていました。

そして、中期頃から左が右を追い越さないように上げ
下げる時には右が先になりました。
これは現在でも同じです。

テイクバックは右手で持ち上げるものだと思っている人が多いのですが
両腕の上下運動と、肩の回転運動の二つを主体にトップへもっていきます。

ここで課題はテイクバック時の肘は左右が水平になる程度で
決して左が右を追い越さないことです。(前の打席から見た場合)

これは一つには肩が大きく回るように遠くに出して右肘をあまり曲げないこと、
そしてもう一つは三軌道一面化によって左肩を下げることで
トップでは自然にそうなり易い事があげられます。

左の肩を下げて押し切りでトップの形を作ると、
左の肘が下がり易くなり、遠くに上げようとすると右肘が上がり易くなります。
また右肘を曲げなければ、左肘の下に出て来なくなり、同じ高さになります。

ところが、ダウンスイングは違います。
右肘を曲げて体の近くにクラブを引き寄せて縦振りにしますので
当然、右肘が曲がり、さらに右腕のスナップのためにも右肘は
先に下ろさなければなりません。

このダウンスイングでの右肘の先行を意識して、クラシカル打法では
テイクバック時から右肘を曲げたままにしていたのです。
これでも悪くは決してないのですが、これにはテイクバックも
クラシカルにしないと肩の回りが悪くなることがあるのです。

最近の打法はワインディングによってテイクバックも高速化していますので
クラシカルなテイクバックは手首を傷めたりする可能性があります。

左手の押し切りによって左肩を下げながらトップにもって行くフォームが
高速化した打法には適しているかと思います。
















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