2015年11月20日金曜日

力じゃなくてリズムで振れ!?


Question

スイングテンポやリズムの重要性について、、

それらが重要だ、とは一般的にもよく言われてますし、
僕個人へのアドレスとしても、力じゃなくてリズムで振らないと
ドライバーなんか上手くスイング出来ないよ
(目の前で真っ直ぐ250y飛ばしたドラショットの後でさえも)、
なんて言われたことも2-3度あります。

そうすることで、スイングに重要な何を確保することができるのでしょうか?


Answer

まず、リズムとテンポの違いを統一しておきましょう。
リズムとはテイクバックの時間、トップでの間合い
ダウンスイングの時間、フォローの時間など、それぞれの時間的な
符割を意味する言葉で、音楽だとサンバとかワルツのような
速さとは関係なく、それぞれの時間割のパターンを言います。

それに対して、テンポとは全体の速度です。
1分間に60回、120回と音楽ではビートがいくつ入るかの
速さを意味しています。

リズムはその昔のスイングはチャーシューメン
という言葉で表現されるだけで、それ以外はあまり聞きません。

では、このリズムとテンポがどれだけ重要かという問題なのですが
選手によってリズムもテンポもさまざまで、どれが良いか
という論議は日本のシニアプロが解説で
世界の速いテンポの打法を見て批判するくらいで
あまり論争は起きていません。

ただ、やらなくてはならないことは教科書の基本にあります。
それはどちらも一定にするということです。
速くても、遅くても、どんなリズムやテンポでも
毎回同じことをしろということだけは共通しています。

それはタイミングに影響するからです。
リズムは切り返しが早くなると肩が回らずに捕まりの悪い球や
プッシュやすべり球が出たりしますし、テンポが速くなると
タイミングがくるってヘッドの振り遅れになりスライスやプッシュに
なることが多々あります。

常に同じリズム、同じテンポで打つことがいかに重要なのかは
芯に毎回全て当たるようになる頃には実感として分かるでしょう。

ただ、プロ選手でも試合中には緊張などによって
このテンポが狂うことがしばしばあります。
石川遼選手が右に左にとティーショットがまっすぐに行かない試合が
いくつか以前にありました。
プッシュした時にはテンポが速く、引っ掛けた時には遅かったのです。

ご質問で指摘されたケースは「力ではなくリズム」と言われたようですが、
その人達の言葉の表現に問題があるようです。
ただ、そういわれるということは恐らくマン振りしているか、横ぶりで
力んで打っているのを諌めるだったと予想します。

オーソドックスな打法はゆったりとしたテンポです。
しかし、しっかりとヘッドは走っています。
この打法でも280Yは出るはずです。

しかし、会心のショットでも250Yしか出ないということは
ヘッドが走っていないことになり、その割には
スイング速度が速いのだと思います。

これがアマチュアとプロの大きな違いのひとつですが
スイング速度とヘッドの速度は別問題です。
欧米選手のスイング速度が速いのを見て、真似して速く振っている
ゴルファーが非常に多いのですが、
ヘッド速度を上げずに、スイング速度だけ上げているので
力んでいるとしか見えないのです。

飛距離は力だけではありません。7割はテクニックです。
跳ばすための技やポイントが16種類書かれていますので参考まで・・

http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=5157003&id=78747509












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