2015年11月24日火曜日

トップでクラブを親指に乗せると左手首が甲側に曲がる


Question

アイアンのバックスイング後トップの位置についてお聞きしたいのですが、
左うでがトップの位置で左親指にシャフト グリップが
乗ってるようにするといいよと教わりましたが
シャフトが乗るイメージだと左手の甲がほんの少し折れぎみになる様な感じですが
お教えください すみません


Answer

トップでは左の親指にクラブを乗せます。
ただ、地面に対して垂直に親指を位置しろというのではなく、
軌道角度に対しての下ということで、地面に対しては多少斜めになります。

垂直に下に親指を位置させた場合は、確かに甲側に曲げないと
しっくりと乗りませんが、軌道上の下でしたら左手首はほぼ真っ直ぐになります。

その昔は左手首を曲げてクロスにしていた選手もいたのですが
やはり軌道がぶれたり、跳び過ぎて方向が悪くなるなどの理由で
現在ではほとんど見なくなりました。

ところがドラコン選手の多くはこの左手首を甲側に曲げて
飛距離を稼いでいますので一概に否定はできません。
早い段階で定着安定されていれば
試合でも十分に使える技となりうるのがこの部分です。

ただ、トップで甲側に曲げるのではなく
ダウンスイングの引き落とし時に曲げるとオーバースイングにならず
クロスにもならず、ダフり軌道にもなり難くなります。

トップで親指の上にクラブを乗せる理由は、
ダウンスイング時、始動である腰の開きによって左脇が引っ張られ
張りができるのですが、トップにクラブを置いたままバンプをすることで
エネルギーのタメを作った状態になり(捻転圧縮)
左手の親指によってクラブが軌道上を球に向かって引っ張られてきます。

しかし、この左の親指の力だけで打つと怪我をします。
親指の間接や付け根を傷めてしまいますので
ほとんど右手を使って垂直に、あるいは軌道上の下方向に引き落としをします。

飛距離を出すための引き落としとしては左手はオンプレイン上、
右手は真下方向に引っ張り、この矛盾した動きによってHSが上がります。
したがって右手で行う引き落としの落下力で遠心力をつくり
左親指は軌道上をガイドする程度の力にとどめておきます。

左手首が甲側に曲がる人が過半数です。
曲がらない矯正具が役に立ちます。
また、曲がった分だけヘッド軌道が縦になり、落下点が手前になるので
その分ハンドファーストにして調整することも可能です。
大切なのは、どちらも定着させて再現性を高めることです。











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