2015年12月14日月曜日

アイアンは当たってもUTやウッドが当たらない


Question

以前はアイアンが安定せずウッド、ユーティリティに頼りぱなしだったのですが
アイアンを修正し脇を絞めコンパクトに振るようにしたところ
アイアンは安定したのですが、ウッド、ユーティリティが全く当たらなくなってしまいました…
自分でもいろいろと心がけていますが回復の兆しが見えません。
本当に困ってしまいました。


Answer

アイアンが当たる時はウッドが当たらない、ウッドが当たる時には
アイアンが当たらないというのは初心者に多い話です。
これはまず前傾角度に問題があり、スイング以前の問題がほとんどです。

また、前傾だけではなくテイクバックの軌道自体がくるったかも知れません。
脇を締めてとありますので、締めながら上げて、どこから腕を上げていくか、
いつ体から離れるかによって、軌道がフラットになったりアップライトになったりします。

しばらくすると、今度はウッドは当たるようになって、
アイアンが当たらなくなるかと思います。
そうだとしたら、ワンスイングになっていないということですので
毎回同じことができるようにすること、そして正しい姿勢で構え
番手ごとのセットアップを覚える必要があります。

番手ごとの違いは前傾角度、球との距離、スタンス幅、トップの深さです。
それ以外はほとんど同じようにして振ることです。
特にアームシャフト角や腕と背骨でできる脇の角度はどの番手も変えないことです。


Spine Angle


 



これらの基礎をしっかりとやり直してから練習し
それが定着するまではいろいろなことをしないことも大切です。
試行錯誤をしている限りはいくらでも遠回するからです。

前傾角度が合わない理由にクラブのライ角問題があります。
アイアン同士は0.5度ずつの一定の流れで変えてあるのですが
UTになると全く違う角度になり、ウッドもさらに違っています。

そこで構えた時にトウの上がり具合を同じにして構えると
球との距離や前傾角度、腕の地面に対する角度などが変わってしまい
全く違うセットアップで振ることになるのです。


スイング軌道や軸などの問題も恐らく山積みになっているかと思いますが
まずはこのセットアップ、姿勢、構えから修正し
基礎通りの形で練習するしか上達の道はないと思ってください。


                                                  Stance and Ball position



















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