ダウンスイングでグリップを真下に？！

Question

ダウンスイングの質問です。
よくグリップを真下にと言いますが左腕で下ろすのか
左手で下ろすのか教えて下さい。
あとトップの手の位置から真下なのかどうかも教えて下さい。


Answer

切り替えしからバンプの踏ん張り直後、
左手は左脇の張りによってオンプレインに引っ張られてきます。
しかし、ヘッドをトップから垂直方向に体の後ろから回して来ると
レイトヒティングでリリースが遅れＨＳがあがります。

そのヘッドの動きのためにグリップも球方向ではなく、最初は
真下に落としてきてから球にむかう「し」の字を書く軌道を作ります。
この動きは肩を開かずに行うと簡単にできます。

この垂直落下は飛球線上後方を向いたまま右手で行います。
この右肘から先に地面に向けて落とす動作を「引き落とし」といいます。
この引き落としの際はヘッドが前に来ないように
肩を開かずに体をしならせてグリップとヘッドがどちらも同時に
そのままシャフトが寝た状態で落として来る動きを作ります。

そして腰からのビジネスゾーンに差し掛かるまでは肩を開かず
グリップはゆるゆるにしておき、ヘッドが遠回りしないようにしながら落とし
直後には一気にリリースと肩をほぼ同時に開きます。

引き落としの位置は１１時～９時の間の一瞬です。
５ｃｍ～１０ｃｍ程度落とすだけで十分です。
ただ、ドラコンのような飛距離優先の場合には、引き落としから
すぐに落とし押し、押し込み、被せ押さえ込みと右手は
右肩上から４時半方向に直線で突き刺すような動作によってヘッドを走らせます。

引き落としのタイミングや方向によってヘッドがブレることもありますので
ヘッドや手、腕や肩が全て７時（目標が１２時の平面時計）から入って
１時方向に直線で抜ける軌道を作ります。

この動作を入れるとスイング速度がかなり上がります。
しかし、力は縦ですのでスライスになり難い動きのため
体で作る横の動きに対して、この縦の落下力を上げることで
スライスさせずにしっかりとミートさせて跳ばすことが可能となるのです。