2015年12月27日日曜日

頭を残そうとすると引っ掛ける


Question

低い当たりの引っ掛けに悩んでいます。ドライバーはドロップしたりもします。
インパクトでフェースがかぶるようになり、引っ掛けがとまらないのですが、
原因は色々あるかと思いますが、それが
なぜ引っ掛けになるのかが理解できません。教えてください。

自分で気付いた引っ掛けが出始めてからの傾向です。

ヘッドアップとスエーを気をつけ、頭を残そうと意識すると下半身が止まります。
下半身が止まると手打ちになり、浅いトップでインパクトを合わせに行っています。


Answer

症状から推測すると余計な注意ごとで体が動けなくなっているようです。
頭を動かさないように注意していることで、体が止まっている症状のようですね。

まずヘッドアップとありますが、当たりが薄く低い球との事ですので
恐らく伸び上がりや浮き上がりがあるヘッドアップだと思います。
これを治そうとしても治らずに当たりが薄いままになっているかと思います。

また、スエーに注意されているとのことですが
右でしょうか、左でしょうか?

右だとすると、トップで体重が右に乗りすぎていて
体重が左に移動しないと考えられます。
また、左だとすると、それを心配して体が止まっているのだと思います。

いずれにせよ、体が正しい基本動作をしていないということです。
スタンス幅内での体重がしっかりとされていないのです。
これは初心者には良くあることです。

頭を残そうとするのも背骨軸打法では間違いです。
体中心軸なら頭を動かしませんが、体重移動ができないので
球に体重が乗らず、大変効率が悪い打ち方になっているのだと思います。
この打ち方は筋力だけで打つために、中年以降は飛距離が落ちたり
体を傷めたりすることがあります。

タイガーウッズも2013年に左一軸から背骨軸に戻しましたので
根本的な打法の優劣が明らかにされました。

体中心軸とトップが浅くなることは別問題なのですが
頭を動かさないようにしていることで、ほかも動かさないように
神経が余計な制御をしているのだと思います。

右手を縦、左手を横に動かし、途中で交代させるという遊びがありますが
左右に違う動きを同時に行うのは難しい動きです。
神経を分散することが苦手な人は
グリップだけ緩めて腹筋に力を入れるという神経の分散が苦手なようです。

しかし、ゴルフは同じことをすれば良いので
まずゆっくりと全てを動かしながら、少しずつ速くしていけば
だれでも出来るようになるのです。

無駄な課題でその注意のためにフォームが崩れ
どんどん悪化してどこまでも遠回りすることがあり
自分勝手に試行錯誤すると、簡単に振り出しに戻ることが良くあります。

我流ゴルファーの無駄な遠回りの典型だということです。
ゴルフは真剣に、そして大切にフォームを崩さないように定着させないと
一生遠回りのまま終わりますので要注意です。







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