2016年2月17日水曜日

左手首のコックの方向はどちら?


Question

間違っているところがあったら教えてください
フックグリップというのは普通に構えた状態では手首が左手の甲側に曲がっていますよね
そこで質問なのは、その状態でクラブを上げコックするときに手首はどのように曲がりますか?
構えた時と同じように手の甲側に曲がった状態のままコックするのか
トップの位置では手首はまっすぐで親指の方向に曲げるだけなのかどちらでしょう?


Answer

左手首は主に2方向に曲がります。
親指方向と甲側です。

コックとはこの両方の動きの総称なのですが
現在の欧米男子レギュラーツアーでは親指方向だけが主流です。

80年前のクラシック打法や、30~50年ほど前の中期の打法では
左手首は甲側と親指側の両方に曲げる選手が主流でした。

また、構えたときの角度のまま上げて、スイング中は手首は一切変えない
というシンプルな打法などが残っており、この角度は人によってさまざまです。

親指側のコックは限界まで曲げることでトップの深さが
ちょうど水平まで行くのですが、さらに甲側にも曲げると
通常はオーバースイングと言われる深いトップになります。

この方法は横峰さくら選手が行っていますが、ドラコン選手の中では
普通に行われている方法です。
甲側に曲げると飛距離は出ますが、方向が安定し難くなります。

甲側に曲げるとヘッドは縦軌道になります。
最近はレイドオフ打法によってヘッドが
自分の後ろ側から回って降りて来る軌道がはやっていますので
ほとんどの選手はむしろトップで真っ直ぐよりも甲側を山にするほど
伸ばして打っています。

シンプル打法で出来る限りミスを減らそうとする打ち方でしたら
アドレス時の左手首の角度を維持して、一切角度を変えないことですが
飛距離を出そうとした場合にはさらに甲側に曲げて戻す、という打法でも
慣れれば問題はありません。
その分ハンドアファースト度を増せばタイミングが合います。
ただ、方向調整に時間が掛かったりミスは増える可能性はあるかと思います。

アドレスやトップでの手首の角度に関わらず、インパクトでは
手首を伸ばすことで安定するでしょう。











0 件のコメント :

コメントを投稿