2016年3月1日火曜日

飛距離アップのための手首の使い方


Question

飛距離アップのための手首の使い方について

50代、HC13のおじさんゴルファーです。
最近、体力が落ちてきて、飛距離が落ちてきたのが悩みです。
その対応策として、手首をしっかり使って(コックをしっかりして)
飛距離をアップしようと思っています。

自分のスウィングの画像を見ると、トップがかなり浅くなっていたからです。
せめて、地面とシャフトが平行になるくらいが理想だと思います。
今までは、意識していなかったのですが、
今後は少し意識して手首を使っていこうと思います。

そこで、質問なのですが、どんなイメージで手首を使えば(コックすれば)よいですか?
また、どんな練習法がありますか?教えてください。


Answer

コックは手の甲側に折り曲げる方法が大きく分けて3種類あります。
そのうちの一つはベンホーガン時代には主流だった方法で
アドレス時の角度をトップではさらに甲側に曲げる方法でしたが、
飛距離を要求されるようになった90年代後半からはほとんどやらなくなりました。

その理由としては小さな筋肉よりも大きな筋肉で飛距離を出すという
スポーツ科学的な要素が入り、方向調整が楽だからです。
現代のモダン打法では、この甲側のコックは3種類とも使わないことで
方向の安定を維持しています。

しかし、ドラコン選手のほとんどはこれを使っていますので
仰る通り飛距離を出す方法のひとつとして今でも大変有効です。
特に中高年アマチュアで220~240Y程度の飛距離の方でしたら
訓練しだいで問題なく使えるようになるでしょう。

ただ、ヘッドの軌道が縦になってダフり易くなりますので
インパクトまでには手首を真っ直ぐに戻す事と、
できるだけハンドファーストにして打つ練習が良いかと思います。

また、インパクトまでの間に手首が甲側に多少山になるくらいに
戻すためには、トップから胸の辺りまでは曲げておき、
ヘッドを引き寄せた直後はすぐに甲側のコックはほどいて
手首を真っ直ぐにすると球の位置を変えずに打てます。

親指側のコックはインパクトゾーンぎりぎりで良いのですが
甲側のコックは早目にリリースすると調整が楽になります。

この手首の甲側への曲げは、ヘッドを引き寄せるのに
大いに役に立ち、HSがかなり上がります。
トップが深くなるだけではなく、シャフトが体に巻きつくように、そして
ヘッドが最短で球に向かっていきますので、HSがかなり上がり、縦の
動きがとても大きくなります。

ただ、この手首の使い方はかなりの練習が必要です。
長年の経験で癖になっているゴルファーはすぐにはできませんし
この手首の使い方は器用な人でないとなかなかできないかも知れません。

したがって、もっと簡単にできる方法があります。
それはアドレス時に構えた時の左手首の角度を、そのまま一切動かさず
トップからインパクトまで、同じ角度で振る方法です。
アドレス時には左手の手首はすでに甲側に多少ですが曲がっています。

グリップはゆるゆるにしておき、当たる瞬間だけギューっと握るようにして
そのほかは手の中で遊びができるほど軽く握っておきます。

このゆるゆる効果と、手首が軽く甲側に曲がっていることで、ダウンスイング時には
クラブの重さでさらに曲げられ、ヘッドが近づく動きをだすことができます。

ただ、これも問題があります。
手首も癖で知らないうちにどこかで曲げる角度を変えている人がほとんどで
逆に全く変えないという方法が以外にできない人が多いのです。

したがって、そのような症状の方には左手の手首の角度が変わらないように
サポーターを使われると良いかと思います。
3~4ヶ月使って動かさない癖をつけてから外しましょう。












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