2016年3月13日日曜日

スイングを忘れました!


Question

スイングが分からなくなった時ありますか?
どう上げていいのか…
どう下ろせばいいのか…


Answer

恐らく独学の方だと思います。
基本動作を物理で習っていない方は、突然基本動作を忘れるといいます。
感覚派のゴルファーも同じように、崩れても治せず
どう上げて、どう下ろすかすら分からなくなるといいます。

これは感覚的な右脳だけで習得するからなのです。
動作は左脳、つまり物理で習って定着させ、そして感覚で振るのです。

しっかりと右脳と左脳の両方が協力しあって働いていないと
せっかく出来ていた動きが白紙に戻って遠回りするのです。

突然体が忘れることは誰にでも当然あります。
その時に、物理的にフィジカルにどう動かすかを左脳で記憶している人は
そのマニュアル通りに体を動かせば、同じことが何度でもできるのです。

もちろん左脳だけでも駄目ですし、右脳だけでも駄目です。
両方で理解し、記憶し、定着させて安定させることが大切なのです。

試行錯誤してやっと芯に当たる方法が分かっても
それを感覚として記憶しておくのは右脳です。
感覚ですので、軌道や体の動きを具体的に言葉にしていません。

そして、一度その感覚を忘れるとなかなか思い出せないのです。
あるいは二度と思い出さないこともあります。

記憶には段階があります。
一段階目として定着させるためには
毎日60回、21日間が必要だといわれています。

これはあくまでも正確に動いて60回ということですので
まだ、その動きが完全にできていないうちはカウントしません。

また、間違えた場合にもその数は入れませんので
ほとんどの人は3日坊主になります。

しかし、プロのように覚悟がある人は、それでも仕事だと思って
継続して潜在脳に記憶させることが可能なのです。

タイガーウッズが2010年に打法を換え、2013年には5勝しました。
約3年経ってからやっと新しい打法が定着したということです。
しかし、ゲイリ-プレイヤーは「完全に間違っている」と
スイング改造を否定しました。

歴代のスーパースター達はどんな打法でも改造していません。
それはこの定着に時間が掛かるからです。
見習い3年、10年で一人前と言われる職人の世界と同じように
一人前に打てるようになるのは10年後なのです。

しかも、20年、30年とそ打法を極め、精度を上げて
完成度を上げていきます。
アイアンは1ヤード刻みで打ち分け、DRはFWの左右に
14回中12回は落とせ、2回は見える範囲内に落とせて初めて
完成度が95%という歴代スーパースター達の最高のプレー内容になるのです。

まずは21日間の定着練習、そして3年間で練習場プロ、そして
10年で条件反射で打てるほどにすることが大変重要だということなのです。

その間に忘れたり崩れたりは人間ですから誰でもあります。
その時にコーチに診てもらったり、左脳で作ったマニュアルによって
動画を撮って診断し、原因を分析して特定し、矯正ドリルで矯正し、
その感覚を取り戻してからさらに定着練習を重ねて
自分で回復できるだけの技術を身につけておく必要があるということなのです。









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