2016年3月19日土曜日
右肘の下ろし方がいまいち分かりません
Question
ダウンスイングについてです。
右肘の下ろし方がいまいち分かりません。
どうやって下ろすかと下ろす方向を教えてください。
よろしくお願いします。
Answer
右肘はテイクバックの8時くらいまでは曲げずに上げ、
遠くに上げてから切り返しで引き寄せます。
手が右耳に近くなった時に右肘は胸の前を通し
内側に入れたまま、三角形を崩さずにおへそがあった位置に落としながら
スナップ動作(捻り込み)によってクラブをリリースします。
引き落としによって最初は一瞬真下に落とすのですが、
直後にはできるだけ体の左にクラブを移動させるまでリリースしません。
そして十分に左に行ってから一気にクラブを返すのです。
この時に右肘はスナップの支点となります。
右腰に落とせとか、右ポケットに肘を入れとと言う指導が多いのですが
体は弓なりになっておへその位置は左に移動していますので
ほぼ同じ位置になるのですが、違いは肘がお腹の前になるか横になるかです。
インサイドイン打法のオーソドックスな打法の指導は右ポケットに向けて
右肘を落とせというのですが、これは右肘の支点となる位置が違います。
インサイドイン打法は手は体の近くを通しますが、インサイドアウトで振る
フルアンコック式では手は体から離れていきます。
右肘の支点となる位置が左(目標方向)になるほどヘッドの最下点は左になり
ウッドなどの長い番手においてもダウンブローで打つだけの
ハンドファーストの形を作ることができます。
タイガーウッズなどは3Wでもインパクトの瞬間にハンドファーストになっており
スティンガーショットなどの低く出て途中から吹き上がるような
飛ばして止める球を打つことが可能となります。
また、右腕と胸でできる角度は、アドレス時の角度のまま上げ下げすると
右肘の左右の動きがなくなって、スムーズに落とせるようになります。
いわゆるフライングエルボーにならないように、脇を内側に締めることによって
方向性と安定性を上げることが可能となるのです。
なお、右肘がお腹の前に入り、右肩を下げた体勢で打てるようになると
右手の押し込み幅が長くなって、より低く長いインパクトゾーンを作ることができますので
難易度は高いのですが、飛距離を出すには大変効果的な動作となります。
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